この3連休はトレイルランのため北海道に行っていたんですが、東京に戻るフライトが1時間の遅延・・・
今回は、つい最近ミニスカ制服で話題になっていたスカイマークを利用したんですが、その日の最終フライトだったので、予定通り飛んでも23時前に羽田着だったところが24時前になってしまい、終電に間に合わない乗客が続出してました。
私も荷物をピックアップしてから全力ダッシュで、ギリギリ電車には間に合ったものの最寄駅まで戻ってくることができず、深夜に重い荷物を背負いながら、普段降りない駅でタクシーを探して彷徨うことになりました…そうそう、格安航空会社(LCC)に乗るときは、これを覚悟しておかなければいけないんでした。
数年前、ヨーロッパに住んでいた頃は、旅行するのにUKのeasy jet、アイルランドのRyan air、スペインのvuelingなど、LCCには本当によくお世話になっており、それなりに利用する時の心得があったんですが、帰国してからというものすっかりぼけておりました。
というわけで、反省を兼ねて書いているのがこのエントリです。
LCCは自己責任で・・・
スカイマークは、いわゆる格安航空会社(LCC)には括られていないようですが、低価格戦略を採っているという点では、利用者からは同じように映っているかもしれません。
1時間遅れたそのフライト、着陸してドアが開いた瞬間、みな一斉にケータイで家族に連絡を取るか、どう帰るかを検索する様子が若干の怒気に包まれてはいたものの、航空会社のスタッフに大きな声でクレームしている人が一人もいないのは、とても日本らしかったです。
海外のLCCだと、「価格の安さと天秤にかけてもさすがにひどすぎるでしょ」というレベルのオペレーションもままあるので、航空会社スタッフと乗客の修羅場も珍しくなかったので。
赤ちゃんと小さなお子さんを連れたお母さんが乗り込んできた時、すでにお子さんと並んで座れる席がなく、CAさんにヘルプを求めたところ、「遅く乗り込む方が悪い。優先搭乗券を買えばよかったのに。自分でなんとかして。」と取りつく島もなく(そのフライトは、席が決まっておらず早い者順。優良の優先搭乗券を購入できる)、見かねた親切な乗客が席を移って、その場を収めるといったこともありました・・・
荷物を入れる場所がなく困っていても、放置されるのは普通のことだし、遅延もしょっちゅう。基本的には自己責任ですね。当たり前っちゃ当たり前の話なんですが。
格安航空会社(LCC)を利用する時の私的心得
そんなLCCなので、困ったことや不快な思いをした経験も少なくなかったんですが、その中で編み出したLCC利用時の私的心得は、
①LCCには基本的に何も期待しない。
②LCCでノートラブルだったらラッキーだと思う。
③LCCを利用するときは、遅延することを前提に計画を立てる。
の3箇条。
1つ目と2つ目は心構えの問題。嫌なことがあっても我慢すれば済むことなんですが、3つ目は旅行においては実際上の致命的影響を受けるので、特に注意が必要です(と言いながら今回やってしまったので特に反省しているわけですorz)。
ただこれは、個々のLCCに対しての不満とか改善要求といったことでは全くなく、もちろんスカイマークに物申しているわけでもありません。どちらかと言うと、旅行や出張の移動オプションを増やしてくれている(しかも低価格で)LCCの存在には感謝している立場です。
その感謝の気持ちを忘れないために、まあ、そこまでいかなくてもせめて上手にLCCを利用するために、客の方で理解しておかなければいけないこともあると思っているのです。
それは、LCCは、ビジネスモデル的に遅延しやすい構造になっているものだということ。つまり、お安い値段で飛行機に乗ろうとすることと、遅延のない飛行機に乗ろうとすることは、基本的に矛盾することを理解しておくべきです。
そうすると、フライトが遅れても、不要にイライラすることもなくなります。だって、時間よりお金を選んだのは自分なんですから。
行先やフライトの時間の都合で選んでることもあるので、そうじゃない時はやっぱり不満タラタラなんですけどね・・・
(長くなったので、後編に続きます)