前のエントリでようやく第2回大雪山ウルトラトレイル110Kの完走記を書き終えたんですが、サロマ湖ウルトラをリタイアしてからの3週間で、復活のためにやったことを忘れないうちに記録しておきたいと思います。
3週間の状況
何度か書いているように6月はリタイア続きで絶不調。しかし、今年は4月から毎月ウルトラレースを走り続けるというドM(ドS?)プロジェクト進行中で、来月には今年のメインディッシュの一つである洞爺湖アイアンマンが待ってるし、その先も格上レースが目白押しなので、ここらで食い止めないと、このプロジェクトもなし崩しになってしまいそうな危機的状況でした。勝手にやってるだけなんですけど。
なお、この間は仕事のスケジュールが詰まっていて、貴重な2つの週末もあいにく予定が詰まっていたので、平日中心のかなり地味な内容になっております…本当は、泊りがけで合宿でも行きたいぐらいだったんですが。
だから、派手なポイント練習もありませんが、結果的には日々の地道なトレーニングこそ大切なんだと再確認。
地味にやったこと①:毎日ちゃんとコアスイッチ
まずは、毎朝15分、コアスイッチトレーニングを続けました。
基本的にはこれまでもやっていたものの、疲労抜きや多忙を言い訳にサボることも、ままありました。
本来は走る前に実走とセットでやるのがいいんですが、コアスイッチをサボりたくなる時というのは、実際に走る量も減っているものなので、実走の補完ということで、走れない時こそしっかりやることに。最低限のことを継続することが大切ですね。
地味にやったこと②:毎日15階分、階段登り
ランニングの入門書には、だいたい「日常もトレーニングの一部」的なことが書いてあり、エレベーターやエスカレーターではなくできるだけ階段を歩きましょう!といった例が挙げられていることが多いですが、これをまじめに実践。
会社の食堂があるのが4階で、自分のデスクがあるのが19階なので、この15階分を一日2回、食事のあとに登るようにしました。
エレベーターで上がると、待ち時間と途中の階で止まる時間を考慮すると3分。階段で登ると5分。+2分で、トレーニングができるということで。
この程度でどれくらい効果があったかは不明ですが、軽く息は上がるし脚もそれなりにだるくなるので、毎日続けていると地味に効いているんじゃないかと思います。
今回も、初日の後半には平山、有明山、天狗岳と、急登が続いたものの、粘り強く登り続けられた気がします。
地味にやったこと③:疲れた状態で走る練習
今回は初めての2ステージ制だったので、大きな不安材料の一つが、2日目にどれだけ走れる状態なのかということ。そのため「疲れている状態で走る」というのを何度か実験しました。実際のつらさは、この実験の比ではなかったですが(泣)
経験値を積むということもそうですが、トレーニングとしても個々の練習の強度以上の負荷がかかって効率的なのかも。もちろん、ケガ・故障のリスクもあるので注意して練習する必要がありますが。
60km弱走ったサロマ湖ウルトラの翌日、反省ランということでワッカ原生花園を15km走ったのもこの練習の一環でした。葉山オープンウォータースイムで3km泳いだ翌日に18kmロングジョグを入れたり、本番と比べるとレベルは全然違うんですが、「走れない中で走る感覚」を養うにはとてもよかったと思ってます。
地味にやったこと(番外編):コース図を覚えるまで眺める
練習ではありませんが、コース図を覚えるまで眺めました。リタイアした奥久慈トレイルなんて、前日初めて見たぐらいだったので・・・
トレイルなので、ストリートビューなんかでシミュレーションはできないものの、あらかじめレース展開の想像やエイドでの補給をプランニングしておくと、やっぱり本番がかなり余裕をもって迎えられますね。
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この3週間でやっていたことは基本中の基本ではあるんですが、改めて効果を実感しているので、今後も継続しようと思います。