信越五岳トレイルランニングレース110km 2014 完走記⑩:8A〜最後の給水所 真夜中の瑪瑙山。

先週末の日曜日に参戦してきた信越五岳トレイルランニングレース110kmの完走記その10です。

これまでのエントリは、こちら。

信越五岳トレイルランニングレース110km 2014 完走記①:優しいレースではあったけど、易しいレースではなかった(゚Д゚;) | reboot blog

信越五岳トレイルランニングレース110km 2014 完走記②:スコット・ジュレクも登場!競技説明会&ウェルカムパーティー。 | reboot blog

信越五岳トレイルランニングレース110km 2014 完走記③:スタート@0km〜1A@18.5km。爽やか・フカフカ・重い脚。 | reboot blog

信越五岳トレイルランニングレース110km 2014 完走記④:1A〜2A 我慢の序盤戦、斑尾山。 | reboot blog

信越五岳トレイルランニングレース110km 2014 完走記⑤:2A~3A 序盤の中ボス袴岳&長ーいドロドロ下り。 | reboot blog

信越五岳トレイルランニングレース110km 2014 完走記⑥:3A~4A 灼熱の関川沿いでぐぐっと押し上げ。 | reboot blog

信越五岳トレイルランニングレース110km 2014 完走記⑦:4A~5A 激眠!睡魔と闘う霧の登りんどう&笹ヶ峰牧場。 | reboot blog

信越五岳トレイルランニングレース110km 2014 完走記⑧:5A~6A 暗闇と思考停止の黒姫登山。 | reboot blog

信越五岳トレイルランニングレース110km 2014 完走記⑨:6A~8A 星空・神社・鏡池。そこから先は記憶なし(´Д`。) | reboot blog

 

8A@92.3km~最後の給水所@102.4km (区間 3時間27分)

寒い。8Aはじっとしていると、ガタガタ震えてしまうほど寒い。だからこそ、そばが染み渡る。うぅ。

140917_8

しかも、おかわり自由です。「いっぱい食べてってね!」と。8Aまで来ると、固形物が口に入らないという人も少なくない中、そばがおいしく頂けるのはありがたい。味もしっかり分かる。うまいっす。もちろん、おかわり。

後半戦の補給の定番となった、おかゆ&梅干し&みそ汁に、Power Bar、バナナ、コーラと、最後の闘いに備え、入れられるだけ投入。それにしても補給してる時間だけでも体が芯から冷える・・・体温キープするだけでかなりカロリー消費してそう。

ストーブを発見したので、しばし温まり、体が動くようになってから、いよいよ出発。8A、名残惜しい!でも、盛大な励ましで送り出してくれます。はい、絶対にゴールまでたどり着きますから。

さあ、いよいよラスボスの瑪瑙山(めのうやま)を攻めます。

CourseMap_sfmt110_G

最後の最後にこれ持ってくるかという、コース設定が憎い。冗談抜きで本当に、憎い・・・ コース最高標高の1748m山頂まで登り続ける地獄のラストパート。

HightMap_sfmt110_G1

さあ、行きます。

最初は登山道。 記憶は曖昧ですが、黒姫山登りの最後と同じような急な登りが続いたような。ここまでの90数kmの惰性で動き続けるしかない・・・そばエネルギー、早く来て!

瑪瑙山の最後は、名物(?)ゲレンデ急登だと頭では分かっているのに、「これだけ登ってるんだし、もしかして、この登山道でそのまま頂上かも」とか、「そうか、この登山道のピークが瑪瑙山頂上で、下ったあとの小さな一山がゲレンデ急登なんだな」とか、めっちゃ都合のいい解釈を築き始める。

こういう時の頭の回転はなぜか速い。そして、速いだけに間違ってる。

登山道を登り切ったと思ったところから、一度迂回してだだっ広いところに出ると、もちろん予定通りのゲレンデが出現。都合のいい解釈をきれいに裏切ってくれます。そして、体が登ることを拒否している(笑)

真っ暗でどこが頂上なのか、山容は確認できないけど、ランナーのヘッドライトの光がかなり上の方で動いていることで、あそこまでは登るんだということが分かってしまう。

頂上まで連なるライトの連なり。黄泉の国へ向かう亡霊たちのようにしか見えない・・・これは、地獄絵図。

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(何も写ってないと思いますが・・・一応、瑪瑙山ゲレンデ急登です。)

こんなに開放感のある暗闇を登ったのは初めてで、気を抜くと後ろ側から倒れて転げ落ちてしまいそう。時々、ヒザに手を置いて息を整える。そして振り返って、まだまだ後続の亡霊が下の方まで連なっているのを確認して、自分がどれくらい登ってきたのかを確かめる。

うーん、でも暗くて助かったかもしれない。この登りが全て見えてしまっていたら、あっという間に折れてるかだろうな。目の前の一歩しか見えないと、その一歩を前に進めることにしか頭が回らない。

距離にして1kmちょっと、時間にするとわずか30分弱。しかし、この日の苦行ハイライト間違いなしの瑪瑙山直登を這いつくばって成し遂げると、頂上には極寒の中、ダウンと毛布にくるまって頂上で応援してくれていたスタッフのみなさまが!

こんなとこにも人がいる・・・(涙)

ちょっとだけ頂上の岩場に座り、この後の下りに備えてこの日4つ目の持参ジェル補給。ダメ元で、ここがピークなのか?ピークのあとの、ぴょこんとした二つ目の登りじゃないのかを、問い詰め気味に確認。すばらしい笑顔で「一つ目です〜」と回答をいただき、がっかり。知ってたけどね。

山頂からはゲレンデの中の細い下りをひたすら降下。右足首が焼かれているかのように痛い。擦れてただけだと思っていたこの右足首、アキレス腱炎を発症していたようです。後になって分かったことですが。10日経ってもまだ痛い・・・

とぼとぼと力なく下り切ったら今度こその登り返し。こうなりゃもう、気合いのみ。登んなきゃ終わらないんでしょ(≧ヘ≦ )/

最後の登り、ということだけを心の支えに、全身引きずりながら登る。登る。登る。そして、下る。下り?もう登らない?本当にもう登らない??ヤターーーー!登り終わたよー。

下りは下りで右足首が死んでますが、足のコントロールもできず今さら泥んこの中に左足突っ込んで泥水染み込んできたりもしてるけど、とにかく下り。足出せば、前には進む。

力がどこにも入らないので、ペーサーとの二人組ランナーに抜かれまくるも、我慢して我慢して下っていると、

100kmキターーーーーーーーーー!!!!!!! ヽ(*´∀`)ノ

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110km − 100km = 10km?

合ってますよね?合ってますよね?こんな計算もちゃんとできなくなる。バカバカしいほど簡単な引き算を、ここまでの20時間、何度繰り返したことか(そして、何度間違ってがっかりしたことか…)。

明かりと人の声が聞こえたと思ったら給水所!102.4kmでございます。あとちょっと!

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「信越五岳トレイルランニングレース110km 2014 完走記⑪」へ続く。

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