10月に入り、2014年も残すところ3ヶ月となりました。
「今年もあっという間だった」と言いたいところですが、振り返ってみると全くそんなことはなく、gkbr((((;゜Д゜))) とwktk+(0゚・∀・)+に満ちた、長い長い一年でした・・・まだ終わってないですが。
そんな今年の、最も大きな変化の一つは、インプットの方法を変えたこと。
例年だと、その時々の興味・関心に応じて、仕事の傍ら学校に通ったり、セミナーに行ったり、専門家の話を聞きに行ったり、その分野の本を集中的に読んだりといったことをするわけですが、今年はそういったことをほとんどやってません。読書量も大幅減で、今年に入ってからは10冊も読んでないんじゃないかと・・・(知識労働者の端くれとして、これはさすがに反省しています)
それでは、何がインプットとして置き換わったのかというと、ずばり「走ること」。
2014年の年間テーマは、
「身体を通して学び、学んだことを身体知化する」
でございました。小難しく書いてますが、要は走ることを通して、身体を通して、何かを学んで、消化して、吸収して、自分の血肉にしようってことです。
自分としては、ビジネススクールに通うのと同じ感覚で走ってきました。自分で仮想の”ラン大学”なるものを拵えてしまって、走ることを教材にこの一年を過ごしてきたという感じ。だから、”ラン大学”と言っても<ランニングについて学ぶ大学>ではなく、<ランニングを通して学ぶ大学>という意味になります。
2014年度”ラン大学”カリキュラム
そんな仮想”ラン大学”ですが、勝手にやってるだけなので、カリキュラムも当然、自分で用意です。とにかく実践あるのみ、年間通じて絶え間なくチャレンジが続くようにということで…
●毎月、ウルトラレースを走る!
・「ウルトラレース」の定義は、100km以上の距離 and/or 制限時間14時間以上。
・ロード/トレイル/トライアスロンは問わず。
・トライアスロンはアイアンマン・ディスタンスのみOK。
・サブ指標として、レースで年間1000km。
と決めたんですが、もはや勢いだけ…まあ、学校に通うぐらいのつもりとなれば、これぐらいにはなりますよね!?
トライアスロンはバイクがかなり距離を稼いでくれるので、本当はちょっとずるいんですが、スイムはつらい割に距離が稼げないし、今年始めるド素人なのでOKでしょう!
ランの中期目標がUTMF/UTMBの完走なので、160kmを走るための準備として2014年は100kmという距離に慣れることを最優先。以前のフルマラソンぐらいの感覚で、100kmウルトラマラソンを走れる状態に持っていくのが、今年のひとまずのゴールでした。
2014年度”ラン大学”カリキュラム履修状況
そういう方針で年間計画を立てたところ、結果的には「8ヵ月連続ウルトラチャレンジ」に。これまでのところ、
・4月: チャレンジ富士五湖112km ⇒完走
・5月: 野辺山100kmウルトラマラソン ⇒完走
・6月: サロマ湖100kmウルトラマラソン ⇒DNF
・7月: 大雪山ウルトラトレイル110km ⇒完走
・8月: IRONMAN JAPAN 北海道(トライアスロン226km) ⇒完走
・9月: 信越五岳トレイルランニングレース110km ⇒完走
・10月: 日本山岳耐久レース(ハセツネ) ⇒これから
・11月: HK168 ⇒これから
という状況。本当は、3月にIzu Trail Journey 72kmを走り、12月にも海外のウルトラレースを走って10ヶ月企画にしようと思っていたんですが、3月は大雪の影響で中止、12月はエントリー満員御礼ということで8ヶ月企画となりました。
やってみないと何が起こるか分からない、という見切り発車ではあったものの、ここまでは何とか食らいついてます。4月の富士五湖は制限時間2分45秒前ゴールだったし、5月の野辺山は開始4kmでロキソニン投入、絶不調の6月サロマ湖はDNFなので、下手したら全敗も十分あり得ましたね…
“ラン大学”で学んだことシリーズ
あと2本、重いチャレンジを残しているものの、すでに完走率が6割を超えたので「可」での修了ぐらいは見えてきました。というわけで、そろそろ卒論代わりにこれまで走りながら得てきたことを整理していこうというのが、この「”ラン大学”で学んだこと」シリーズです。
この半年ちょっと、毎月毎月レースに向けて予習して、レースを走って、復習して、ということを繰り返してきたわけですが、まず思うのは、自分でその気になってカリキュラムを組んじゃえば、本当に何だって学校になっちゃうもんですねってことです。
今年のカリキュラムは、おそらくビジネススクールに負けず劣らず厳しいものでしたが、
・「走る(漕ぐ・泳ぐ)」という身体動作を通して
・練習と準備とレースに向けたスケジュール管理を通して
・レース中の試練・死闘・葛藤・試行錯誤を通して
色んな側面から、人生に役立ちそうなこと、仕事に役立ちそうなこと、たくさんのことを学びました。それこそ、目的も中途半端なまま学校に通ったり、セミナーに行ったりして、なんか学んだ気になってるより、よっぽど勉強になったんじゃないかと。「人生で大事なことは、すべて走ることから教わった」とか、思わず口走ってしまいそう。
ということで、
ラン大学を通して学んだこと(1)
自分でそうと決めれば、何だってそれは学校になる。
書いてるだけで何だか恥ずかしくなってきますが、この一年の投資回収はしっかりやらねばということで(笑) 順不同・不定期ではありますが、このシリーズ、ぼちぼち書いていこうと思います。