週末の日曜日に参戦してきた第22回日本山岳耐久レース(ハセツネ)の完走記その5です。
これまでのエントリは、こちら。
第22回日本山岳耐久レース”ハセツネ”完走記①|やっぱりハセツネは”山岳耐久レース”だった。 | reboot blog
第22回日本山岳耐久レース”ハセツネ”完走記②|台風から逃げ切れ!ハセツネスタートです。 | reboot blog
第22回日本山岳耐久レース”ハセツネ”完走記③|恒例の大渋滞で超スロースタート。 | reboot blog
第22回日本山岳耐久レース”ハセツネ”完走記④|入山峠、怒濤のアップダウン開始。 | reboot blog
醍醐丸@15.2km〜浅間峠@22.66km
醍醐丸を通過した辺りから、ようやくアキレス腱に負担をかけずに走る感覚が分かってきて、多少はスピードが上がるようになってきた。中足部で、まっすぐ足を置くだけなら痛みはないみたい。
これまでじっと我慢してきた分、サイドブレーキ解放して走りたいように走ったこの区間。トレイル走るのやっぱ気持ちいいわ〜
登りと下り、どちらかというと登りの方が得意なのか、登りでポジションアップすることが多いんですが、今回は下りの楽しさに目覚めてしまいました。
アキレス腱炎で走れなかった分ちょっとだけ強化した体幹がうまく働いたのか、脚への衝撃は逃がしながら、転がるように体を落としていくことができてとても面白い。踏ん張りながら下ってない分、スピードアップ!などと調子に乗ってたら、案の定お尻からすっ転びましたが……
気持ちよく走っていたら、いつの間にか真っ暗。目の前に大きな岩場が現れたので、仕方なくライト点灯。
周りの人もライトを装着し始めます。いよいよナイトパートスタート。
しかし、相変わらずのアップダウン。下から下から、修行僧たちのヘッドライトの光が湧き上がってくる。九十九折りの連行峰に突入。この登り、めちゃめちゃ長いっす。第一関門までに、どれだけの試練を用意するのか。ハセツネやっぱ、性格悪いっす。
ところどころに木段がありますが、これまた滑って消耗。
生藤山への登り(?)。まだ三分の一も来ていないのに真夜中のような暗さ。一体、今どこを走っているのか。
やっと出て来た標識でようやく位置確認。もうちょいで熊倉山頂上。熊倉山からもうちょいで浅間峠です。第一関門までが、ひたすら長くキツい。
信越五岳は登りも下りもそれぞれが長かったので、「登り、もういいよ〜」「下り、もういいよ〜」と思ってましたが、細かいアップダウンが絶え間なく続くのも、それはそれで堪えるもの。あと何回登ったら着くとか、分からないから。人間、先のことが分からないまま頑張り続けることはできないですね。
あの相馬選手が「拷問のようなアップダウン」と評した浅間峠までの道のり。浅間峠の明かりが見えたときは、ほっとしました……やっとのことで到着。めちゃめちゃ走り応えのあるコースでした。こういうところを、力でねじ伏せられるようになりたいし、上手にいなしながら走れるようにもなりたい。
しかし、この賑わい、Fuji Rockの夜にしか見えない。でも補給できるものはない。こういう雰囲気だと、ついついグリーンカレーとか沖縄そばとか豚串とか食べたくなっちゃいます。
ここからストックが使えるので、みなさんここで準備。ストックうらやましい。
三頭山までは座って休まないという、事前に決めたマイルールに従い、ここはトイレだけを済ませ5分ほどさっさと出発。
にぎわう関門を後にし、三頭山へ向かいます!
「第22回 日本山岳耐久レース”ハセツネ”完走記⑥」へ続く。