死ぬまでに一度は走ってみたいレースシリーズ①|TJAR(Trans Japan Alps Race) <前編>

もう3週間ほど前のことになりますが、10月19日の日曜日、東京代々木の国立オリンピック記念青少年総合センターに行ってきました。ここのところしばらく、ハセツネ完走記を書いていたので、すっかり遅くなってしまいましたが……

秋晴れの気持ちいい天気の中、たくさんのイベントが催されていたようです。

141105_1

そこへ何をしに行っていたかというと・・・

141105_2

こちらです。「TJAR2014」の報告会に参加してきました。

TJARとは?

「TJAR(Trans Japan Alps Race)」は、二年に一度開催される、その名の通り日本アルプスを越えるレースなんですが、一言で言うと、abso-fucking-lutely crazyな山岳レースです・・・

「TJAR(Trans Japan Alps Race)とは、日本海/富山湾を午前零時にスタ-トし、 北アルプスから中央アルプス、そして南アルプスを越え、太平洋/駿河湾までの距離:約415Kmの道程を交通機関を一切使わず、自身の足(走り、歩き)のみで 1週間 (+予備日1日)以内に踏破することをめざすちょっとハ-ドな山岳アドベンチャ-レースです。」

(Source: Official Web 「TJARとは?」 )

なんと、日本海側から太平洋側まで、北アルプス・中央アルプス・南アルプスを越えていくとは・・・制限時間は8日間ですが、もちろん宿に泊まったりはしません。放置プレイです。すべての荷物を自分で背負います。そもそも、制限時間が「時間」単位ではなく、「日」単位ですから。予備日って何?? これを「ちょっとハードな(※)」と表現できる、運営側の感覚がまったく理解できません。

※今見たら、ちょっと文章が変わっていました。

     「烈風に晒され追いつめられる自分、悲鳴をあげる身体、絶望的な距離感、何度も折れそうになる自分の心」

など、「ちょっとハード」どころじゃない表現に修正済み(笑)

そして、こちらが報告会でも紹介されたコースレイアウト。

141105_8

何この高低図……415kmという距離もさることながら、28000mという累積標高差は、想像を超えすぎていて笑えてきます。

東京から神戸まで直線距離で400kmほどだそうです。その間に、富士登山22回分の登り降りを行うということですね。死ぬほどつらかった奥久慈トレイル50Kがかわいく思える。3つのアルプスが分かりやすいほどに尖ってます。

こんな、とんでもなくやばそうなTJARですが、ちょっとだけ出てみたいと思いませんか?完全に怖いものみたさですけど。以前から興味があったので報告会に行ってみたら、すっかり心を奪われてしまいました・・・

この報告会には、完走できた人もできなかった人もいらっしゃったんですが、何だかもうみんな楽しそう。やってきたことの過酷さに対して、この満足感と多幸感にあふれた雰囲気はなんなんでしょう。このレースに参加できるだけで誇りなんだろうなあ。TJARだもんなあ。

何年もかけて準備して、選考会に出場して、選ばれたメンバーとともに、TJARに挑む。これはもう、大人の部活だな。とびっきり本気の。

141105_10

ちなみに、これはトレイルランではありません。登山です。耐久登山。なので、調子に乗ってノーポチしたりはしないです。綿密な計画と準備をして、数年がかりで挑戦すべきものです。そもそも選考会があるから、そんなに簡単に出場できませんし。

だからこそ、自分の中にしっかりくさびを打ち込むために、こんなエントリを書いてるわけですが(汗) 走ってみたいですよね。いつかはね。死ぬまでに一回ぐらいはね。

Image(37) トランスジャパンアルプスレース 2014 | Trans Japan Alps Race 2014

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong>