2014年11月末、8ヶ月連続ウルトラマラソン/トレイルチャレンジの最終章、「HK168」で香港に行ってきました!
結果は…全168kmのうちの163.5km地点、ゴール手前のCP15で関門時刻に間に合わずDNFとなりました。無念のリタイア記です。
前のエントリはこちら。
HK168(残り4.5km)リタイア記①|HK Expressでいざ香港へ!
HK168(残り4.5km)リタイア記②|HK168前日。なかなかオープンしないレース受付を待ってる間にMongkok満喫。 | reboot blog
HK168(残り4.5km)リタイア記③|HK168前日。香港でもカーボローディング! | reboot blog
当日の朝
レースは11月29日土曜日の9時スタートで翌日曜日の23時が制限時間です。
電車でスタート地点まで行こうと思っていたんですが、レースの5日ほど前にメールで無料シャトルバスの案内が来たのでそれを利用することに。ありがたいけど、そういう連絡はもっと早く送ってほしい(笑)
朝7時に地下鉄MTRのKowloon Tong駅発なので、まだ辺りも暗い6時過ぎに宿を出発。
大量の物売りをかき分けて入ってきた怪しげなマンションの入り口も、この時間はまだ平和。
地下鉄を何度か乗り換えてKowloon Tong駅へ。最寄り駅で明らかにHK168に出場だろう格好の中国人ランナーと会ったので、ここまで連れてきてもらう。
あまり英語が得意ではないようで深い話はできなかったけど、その彼は去年の大会にも出て、110km過ぎの関門に引っかかってDNFだったらしい…一体、どこまで行けることやら。
Kowloon Tong駅から歩いてすぐのところがバスの集合場所。
ランナーらしい人たちの流れについていくとバス発見。一台目は満席で二台目を待つことに。海外の大会の場合、来る来ると言っていた二台目が来ないこともままあるので、不安な気持ちで待っていましたが、ちゃんと来ました(笑)
バスで一時間弱、スタート地点のHok Tau Campsiteへ到着。
スタートまではまだ1時間ほどあるので、荷物を下ろしてゆっくりストレッチとテーピングを。まだ二回目だし、数百人規模の小さなレースなので、スタート地点もこじんまりしていて平和です。
HK168:レース概要
ところでこの「HK168」というレースですが、今年が2回目の開催です。
・総距離168km
・累積標高6710m
・制限時間38時間
どの数字を見ても、今年走ったウルトラレースの中で最難関は間違いなし…スペックだけで言うと、9月に走った信越五岳の110km/4670m/22時間が過去最高ですので。
一般的に「香港」と聞いてイメージするのは香港島、KowloonからMongkokあたりまでのエリアかと思いますが、レースが開催されるのはもう少し北の方のエリア。しかし、観光エリアから1時間ほどでトレイル三昧というのは、恵まれてます、香港。
全168kmのコースは約10kmごとにチェックポイント(CP)が設けられ、それぞれに関門時刻が設定されています。さらにCP4つごと、約40kmごとにセクションが分けられていて、それぞれのセクションの最終CPであるCP4(スタート地点と同じ)/CP8/CP12(CP8と同じ)にはドロップバッグを置けます。
(Source:Official Webに掲載の情報を一部修正)
1セクション40kmでも一つのレースとして十分なのに、それを4本やるとは、自分でも全く想像できず。まあ、このレースに限らずですが、168kmのレースと考えると気が遠くなるので、10km x 16本を淡々と積み重ねると考えるのがいいでしょう。それでも16本か……
セクションごとの高低図はこんな感じです。
(Source:Official Webに掲載の情報を一部修正)
Section1のスタート直後にレース通じて最大の登りがあります。セクション単位で見るとSection2がもっともきつく、このパートを走りきれば累積標高6710mのうちの4310mを登ることになります。
というわけで、初めての100マイルレースでレース展開が全く想像できないものの、「ある程度の時間的な余裕を持ってSection2を終えることができれば、あとは気力で何とかなるはず!」という曖昧かつポジティブな想定でレーススタート!
HK168(残り4.5km)リタイア記⑤に続く。