最近はだいぶ少なくなりましたが、仕事で海外にいたころは最低でも月に1回、多いときは3回4回と出張していた時期があります。月によっては、自宅にいる日数より出張先で滞在している日数の方が多いほどでした。
そういうわけで、飛行機にはよく乗っていたんですが、そのときから不思議に思っていたのがANA(All Nippon Airways 全日本空輸)の航空会社コードです。
航空会社コードは、便名などにも使われている航空会社を表す2桁のコードのことで、たとえば、
・JAL(Japan Airlines 日本航空)であれば「JL」
・アメリカのユナイテッド航空(United Airlines)であれば「UA」
・イギリスのブリティッシュ・エアウェイズ (British Airways)であれば「BA」
です。
それで、ANAです。日本への出張の際にはANA便に乗ることが多かったので、便名と一緒によく覚えてるんですが、ANAの航空会社コードは「NH」なんですね。
「NH」だったら、たぶん「Nihon」の略なんだろうなあ、と思ってたんですが、よくよく考えてみるとANAのNは「Nippon」だし。「Nihon」って読んだらライバル会社のJALになっちゃうし。なぜ「NH」なんだろうと思ってました。
実はこの「NH」、「Nihon」という意味ではなく、前身である「日本ヘリコプター輸送 (Nippon Helicopter)」の略なんだそうです。ANAってヘリコプターの会社だったんだ!!
調べてみると、元々はヘリコプターによる宣伝活動を目的にした会社だったそうなんですね。そこから、飛行機事業に参入し、貨物事業、旅客事業へと拡大、さらには国際線への進出とスターアライアンス加盟と、事業を展開してきました。
今となっては、ヘリコプターのイメージはほとんどないですが、そういう原点に返れるような要素がどこかに残っているというのは、とてもいいことだと思います。
最近、名前について考える機会があったので、ふと思い出したお話でした。
南アフリカ
8日間の団体旅行の日程が知らされ
成田―香港経由で、アフリカへ
飛行機がNHと、それでこのサイトに辿り着きました。
そういえば、カンブリア宮殿で、聞いたような・・・日本ヘリコプター
>原点に返れるような要素がどこかに残っているというのは、とてもいいことだと思います。
とっても素敵な考えですね。