“パーソナルコーチ”としてのチェックリスト活用。

前のエントリで、チェックリストは、質問してくれる人の代わりにもなるということに触れたんですが、この役割は、コーチングやファシリテ―ションで意図していることと、とてもよく似ています。
  
もちろん、プロのコーチやファシリテーターが、相手や場の様子を見て聞いて感じた上で行う当意即妙のコミュニケーションの機能を、丸ごと補うことはできませんが、部分的には、役立つツールです。
 

コーチの役割

 
コーチングは、多様な技術を駆使して、クライアントの目標達成のサポートを行います。「答えは相手の中ににある」という前提と、自発的な行動を促すという目的があるのが、特徴的なコミュニケーションの方法です。
 
その際に有効なものの一つが、質問の技術です。質問することによって、相手は自分の中にある答えに気付くことができます。
 
また、その質問は、自分一人では気付かないような視点を提供する役割も果たします。「言われてみれば・・・」とか「そんなこと考えたことなかったな」とか、そういった発見を引き出す役割です。
 
 コーチングに興味のある方は、こちらの本が分かりやすくエッセンスを伝えてくれます。
 
ファシリテーターとは、「facilitate=楽にする、促進する」人ということで、狭義では議論のプロセスの専門家です。客観的な立場から、議論に入ることなく、安全に話し合いのできる場をつくり、議論の成果を最大化することがゴールになります。
 
互いの傾聴を推進したり、メンバー同士の話し合いを促したりといった場づくりから、議論を可視化し収束をサポートしたり、合意形成をガイドしたりといったことがその役割です。
 
ファシリテーションについては、こちらの本が基本書として手頃です。
 
コーチもファシリテーターも、必要なときにいつでもいてくれるわけではありません。もちろん、いてもらった方が高いアウトプットが望めますが、必ずしもそれだけのリソースが十分あるとは限りませんので。
  
そんなときに活躍するのが、”パーソナルコーチ”としてのチェックリストです。
 
コーチもファシリテーターも、登場する場面やアプローチは異なるものの、客観的な立場から新たな視点や気付きを提供し、目的までのプロセスをサポートすることは共通しています。
  
対人的・双方向的なコミュニケーションをチェックリストで補うことはできませんが、この客観的な立場からの視点提供という役割は補うことができます。
  
思考停止状態を打開するには自問自答できることが重要ですが、せっかく自問するなら、より高い視点・視座から問いを投げかけることがさらに効果を高めてくれるでしょう。
  
自分でコーチをするための仕組みが、質問チェックリストということですね。”パーソナルコーチング”できるかどうかで、自分の頭をどこまで使い尽くせるかに深く影響してくるのでは、と思います。

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