中学校か高校で「manage」という単語の意味を教わった時、この言葉のあいまいな意味がとても好きになりました。
たしか、その時は不定詞(懐かしい!)か何かの章で、「manage to -」は「なんとか-する」という意味なんだよ・・・という風に習いました。
当時「マネージ」という言葉で連想するものと言えば、部活動で水やタオルを笑顔で渡し、合宿で選手のお世話をしてくれる、あの「マネージャー」の甘酸っぱいイメージしかなかったため、そんな意味があるんだととても印象的でした。
「マネージャー」という言葉に、企業の経営者・ホテルの支配人・チームの監督など、組織の中のえらくて責任のある人という意味があると知ったのもこの時です。
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当時は「なんとかする」って何やねん、とそのあいまいな意味に戸惑ったものですが(あいまいなものは暗記しにくいからでしょうね・・・)、今となっては、その具体性のなさが、手段ではなく目的にフォーカスしてるが故ということがよく分かります。
目的さえ達成すれば、手段は何でもいいという、目的志向を体現するような言葉だと思うんですよね。
前のエントリの、<捕殺数>ではなく<進塁抑止数>というのも、手段ではなく目的にフォーカスしていると言えます。
改めて調べてみると、
〔困難な中で何とか〕~を成し遂げる[やりくりする]
という意味だそうです。まさに、ですね。この意味では、結果にしか言及されていません。とにかくやるんだという、責任感がありますね。「Manager」という言葉も、「管理する人」と解釈されることもありますが、「なんとかする人」という意味で解釈した方がしっくりきますね。
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そんなことを、昨日14時間27分に渡る108kmのウルトラマラソンチャレンジの中で考えていました。
経営者や支配人のような責任はないにしても、それと同じような「なんとかする力」を養うために、こういう極限状態に身を置いてみているというのも、チャレンジの理由の一つ。
制限時間まで残り2分45秒という、本当にギリギリのゴールでしたが、その分「なんとかする力」がついているはず!
そう思わないと、この歩行も困難な状態で仕事をしている体がかわいそうなので(笑)