こちらのブログでもちょこちょこ触れてはいたんですが、先週末に第24回チャレンジ富士五湖112kmに挑戦してまいりました。
ようやく筋肉痛も落ち着いて通常生活が送れるようになり、少し余裕も出てきたので、ここらへんで振り返ってみたいと思います。(ウルトラマラソンは、振り返っただけでも長くて重いので、余裕がないと振り返れない(笑))
結果はと言うと・・・
制限時間14時間30分のわずか2分45秒前、14時間27分15秒でなんとか完走!
自分の戦績の制限時間ギリギリ記録を更新しました(笑)
去年の第1回白山・白川郷100kmウルトラマラソンに続く、二度目のウルトラマラソンだったわけですが、楽しさよりも苦しさに焦点が当たりっぱなしで、精神的に相当堪えたレースでした。
これまでも、初マラソン、初ウルトラマラソンはもちろんのこと、ラン歴3年ちょっとの若輩者なりに苦しいレースはたくさん経験してきました。
ヒザの故障で10km以上歯を食いしばって歩き続けたマラソンとか、激しいアップダウンで腿を破壊され、這いつくばるように制限時間7分前にゴールしたトレイルとか、初めて泳ぐ海が大荒れで本当に溺れかけた初トライアスロンとか、思い出しただけでも思わず呼吸が荒くなる・・・
しかし、その中でも、7時間以上も関門と闘い続けた今回のウルトラは、もしかしたら、今までで一番つらかったかも。
たぶん、一緒に72kmの部に出場したラン仲間がいなかったら完走してなかったし。
たぶん、残雪の影響のコース変更で108kmになってなかったら完走してなかったし。
たぶん、ドロップバッグにピーナッツコッペパン入れてなかったら完走してなかったし。
たぶん、たぶん、たぶん・・・
と、完走できた理由を掛け合わせていくと、かなりの倍率をくぐり抜けてのことであったと自覚しております。感謝です。
一方で、もし完走していなかったら言い訳にしたくなっただろうこともたくさんあって、
月間走行距離200kmが完走の最低ラインと言われるウルトラで、毎月200kmどころか年明けから全部足しても200kmの半分も走れてないし、走れていなかった原因であるヒザにとっても、最高気温でも5℃前後という気温の低さは大きなマイナス要因。さらには、2週間前の初トライアスロンで精神を消耗し、1週間前のトレイルランで脚を消耗し、残っているのは上半身だけというコンディションでのスタートだったり。
こういうことは、たしかに実際に走りに影響を与えていることもありますが、それよりもリタイアの口実に使えてしまうことが、その誘惑との闘いを辛くするのです。
言い訳したくなるぐらいのことが多かったからこそ走るのが辛かったというより、その言い訳を使って走るのを止めようとする気持ちと闘うのが辛かったってことです。今回のレースを一言で言うと、そういうことです。
でもせっかくだし、一言で片付けずに、次のエントリからもう少しちゃんとレース展開を振り返ってみたいと思います(笑)