ゴールデン・ウィークも終わり、今日からまた仕事という方も多いと思います。
連休は嬉しい一方で、長く休むとしばらくエンジンがかからなくて困るということもあるんじゃないでしょうか?
そんな時には、決められたルーティンを順を追って消化していくことで、徐々に頭や体をエンジン全開状態まで上げていくことが有効だろうと思います。
ルーティンのいいところ
なんといっても、ルーティンのいいところは、何も考えなくても手がつけられることでしょう。休みボケして、うまく働かない頭と体にとっては、やることが決まっているのはありがたいことです。着手のハードルが低いってことですね。
それから、普段から慣れ親しんだルーティンさえこなせば、その作業をこなしているうちに、いつもの調子が取り戻せるというのも大きなメリットです。いち早く、普段の仕事の”巡航速度”まで復帰できるということです。
つまり、やることがあらかじめ定められていて、ただそれに則って実行していれば、いい状態までもっていくことができる。ルーティンは、”儀式”みたいなものだと思っています。
早起きにも、朝ルーティンが有効。
先日、極意を学んできた早起きにおいても、朝のルーティンを決めることがとても有効だということです。
やることを決めておかないと、せっかく早起きしたのに「何もすることがない」と、また寝てしまうからだそうです(笑)
また頭も働かない寝起きに、考えなくてもいい仕組みをつくるというのがポイント。私の場合は、
①早起きFacebookグループに起床報告
②手帳に早起き記録シールを貼る
③窓を開けて換気をする
④野菜ジュースを飲む
⑤ランニング用の体幹トレーニングをする
⑥日記を書く
⑦前日の支出管理をする
という手順でやることを決めています。
できていないこともありますが・・・やることが決まっていて、自分に二度寝する隙を与えず、やってるうちに気付いたら目が覚めている状態をつくるのが大事、というということで。
そもそも、確立したルーティンがありますか?
いい成績を残しているスポーツ選手も、ルーティンを持っている人が多いように思います。打席に入るときのイチロー選手なんかはその良い例でしょう。靴は必ず右足から履く、なんていうゲン担ぎに近いルーティンを持っている選手もいます。
そんなルーティンですが、一番大切なことは、自分にとって最良のルーティンを確立していることだろうと思います。
着手しやすく、巡航速度まで戻してくれるルーティンはとても有効である反面、「つまらない」ことをルーティンにしてしまっていると、遅い巡航速度までしか上がらないことになります。
何をやっている時に自分が最高のアウトプットを出せる状態にあるのか、ということを常に模索し、それをルーティンに組み込んでいる必要があるということです。それが実現できているのであれば、論理的に有効なものでも、ただのゲン担ぎであってもOKですよね。
大切なのは、高い確率でいい結果に結びつくルーティンを”儀式”として確立していること。そのための”儀式”を普段から研究していること。そういう意味で、私は”儀式”の研究家であることを忘れないように心がけています。