Apple Watchより欲しかったスマートウォッチはこれ。Withings "Activite"買いました。<後編>

Apple Watchの出荷が始まり、Facebookのタイムラインもこのネタでにぎわっております。が、その裏でこっそりぼくは別のスマートウォッチを購入しておりました…… 

Apple Watchより欲しかったスマートウォッチはこれ。Withings “Activite”買いました。<前編> | reboot blog

の続きです。

全部開けると、こんな感じ。

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革バンドの他にシリコンベルトがもう一つと、ボタン電池の予備、電池交換のために裏蓋を開けるためのツールが入っています。

取扱説明書にも日本語もありました。

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3万円も安いのにActivite Popを選ばなかった理由

なお、このActiviteですが、廉価版のActivite Popも今年のCESで発表になっています。

最大の違いはなんといってももちろん価格。$300ほど安いようで。驚くべきことにSmart Watchの機能としては全く同じ。メーカーの発想だと、機能の差でLine-upを組んでしまいそうなところ、全く同じ機能を提供した廉価版というのは、新鮮です。

それでもActivite Popを選ばなかった理由はといえば・・・

雑に扱っても気にならないサファイアガラス

オリジナルの方は、強度に優れ傷がつきにくいサファイアガラスを使用。一方、Popの方はミネラルガラスのようです。ほかのモノと擦れたり当たったりということが日常茶飯事の腕時計です。多少雑に扱っても大丈夫という安心感は、毎日気軽に付け続けるために個人的には重要。気休めかもしれませんが。

ちなみに、iPhone6でも液晶部分に使われると散々噂されたサファイアガラスでしたが、結局カメラカバーと指紋センサー以外は非搭載。Apple Watch/Apple Watch Editionに搭載されましたね。

革バンドと白フェイス

完全に好みの問題ですが、端整な白フェイスとそれに似合う茶色い革バンドがよかったので、デザイン的にはオリジナル一択でした。Activiteには革のものに加え、シリコンベルトも付属していますが、Popはシリコンだけのようです。

Smart Wathらしからぬ(?)”SWISS MADE”

オリジナルは、フェイスにも記載されているように「Swiss Made」、Popはそうではないとのこと。スイス製じゃないと時計とは認めない、といったこだわりは全くないんですが、「スマートウォッチなのにスイス製」というところにはちょっとグッときます。

そういうわけで、ぼくはオリジナルの方を選びましたが、Popのコスパはめちゃくちゃ高いですね・・・とりあえずPopを使ってみるという選択もありかと思います。

 

強いて言えばの、今のところの不満点

不満というほどの不満もないんですが、ちょっと気になるかなという点をご参考まで。

日付の表示がない

どうってことないんですが、前の時計には日付表示があったので、「今日、何日だっけ?」という時、ちょこちょこ見てしまいます。でも、それ以上にスッキリしたフェイスが気に入っているので不満というほどでもないです。

同期が遅い

BluetoothでiPhoneと同期するんですが、少し時間がかかります。接続から同期が完了するまで体感的には30秒ぐらい?この辺はソフトウェアのupdateで改善されることに期待。

アラーム設定が1つ&スヌーズ機能なし

アラーム設定はアプリ側で行うんですが、設定できる時刻は一つだけです。スヌーズ機能もないので、これだけに頼るのは少し不安かもしれません。でも、音こそ出ないものの、手首で直にバイブするので結構起きられるものです。

ちなみにフェイスをダブルタップすると、現在時刻にあった針が、アラーム設定時刻までクルクル動いて確認できます。この挙動がなんかかっこいいです。まだコツを掴めておらず、ダブルタップ成功率2割以下ですが(笑)

夏場も革バンドを付け続けるのか問題

これは商品に対する不満というより、ユーザ側の問題かもしれませんが、寝るときも革バンドの腕時計を付けたままというのは、人によっては気持ち悪いかもしれません。夏場は特に嫌かも・・・

しかし、そんな時は、バンドの根元の小さな玉のような部分を内側に引っ張ると、すぐにバンド交換ができます。でも、多少慣れが必要。

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Activiteはシリコンバンドも付属、肌触りもまずまずでこれなら気にならないかも。水深50mまで防水なので、シリコンバンドであれば海やプールでも安心。デザインもなかなか。

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ちなみに、ランニングの時はGARMINのこちらを使っているので、いずれにしてもActiviteは使いません・・・

  まあ、ちょっとした不満はいくつかありますが、大満足です。完成度、相当高いです。

2015年4月27日現在では、すでに品薄状態・・・Amazonの正規代理店では3~5週間待ちになっているようです。気になる方はお早目に!

Apple Watchより欲しかったスマートウォッチはこれ。Withings “Activite”買いました。<前編>

Apple Watchの出荷が始まり、Facebookのタイムラインもこのネタでにぎわっております。が、その裏でこっそりぼくは別のスマートウォッチを購入しておりました…… 

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こちら、Withingsの”Activite”、60999円。やっと届きました。欧米では昨年末に発売され、日本でも今年、2015年4月16日にようやく発売になりました。この情報を入手してすぐにAmazonの正規代理店で発注、しばらく「納品日未定」でしたが、最終的には一週間程度で届きました。腕時計しか発注していないとは到底思えない、バカでかい箱で。

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30代半ばの社会人として、ここ数年は一応それなりには見えるように、某スイスブランドの二桁万円ぐらいの腕時計を使っていました。

その時計も気に入ってはいたんですが、もう5年ほど使っていて、「そろそろオーバーホールに出さないとな」「でも面倒だな」「気分転換に時計変えようかな」「スマートウォッチ使ってみようかな」等と思い煩っていたところでした。

そんな頃、Appleが満を持してスマートウォッチを出すということで期待していたんですが、公表された情報を眺めていても、どうも自分の手にそれが付けられているイメージが湧かずにいました。MBAとiPhoneを長らく愛用する、まあApple愛好者なんですが、それでもいかにもスマートウォッチ然とした姿にピンと来なかったのです。

”Activite”を選んだ理由

というわけでしばらく色々と物色してたんですが、写真で見た瞬間に「これやん!」と即購入を決断したのがWithingsの”Activite”でした。

Withingsは2008年に設立されたフランスのIoT製品メーカーで、ヘルス系のライフログに強いイメージがあります。数年前に発売されたWiFi接続の体重計はけっこう評判になったような。

この時計はその名の通り、Activity Trackerです。歩行・走行・睡眠の日常的な活動を絶え間なく計測してくれます。そのデータの表示やそれをベースにしたアドバイスなどはアプリで見ることができます。時計の設定やアラーム時刻の変更もアプリから。

ライフログに関してはそれほど必要性を感じたわけではありませんでした。仕事に追われる生活の中で体調管理の必要性は感じながらも、一市民ランナーとして日常的に運動もしているし、体脂肪率やBMIを気にしなければいけないほど人間ドックの結果も悪くない。

それでもこれを選んだのは、まあ言ってしまえば、一目惚れしたわけですね。単純に、これを身につけたいなと。
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言わなきゃスマートウォッチだと絶対に分からない

何がいいかって、いかにもデジタル然とした他のものに対して、どう見てもスマートウォッチに見えないじゃないですか。

今のところぼくがスマートウォッチに求めるのは、センシングデバイスとしての機能ぐらいで、情報端末やメディアプレイヤーや多種多様なアプリケーションで時間をつぶすための機能ではありません。むしろ、スマホ断ちしたいぐらいなのに、手首にまで情報が現れるようになったらスマウォ中毒になるのは間違いなし…… ちらちら一日に何度も何度も、自分の意に反して時計を見なければいけない生活には陥りたくないということで。

このあたりはあくまで今の気分なので、半年後には180°反対のことを言っている可能性も高いですが(笑) Apple Watchがユーザのインスピレーションを引き出し、新しい使い方とライフスタイルがどんどん開拓されていくことに期待しています。Apple Watchもグランス・ジャーナリズムも面白いと思いますが、今のところまだ自分の中でちょうどいい使い方、キラーコンテンツが見つかっていません。

リューズがない…アナログ時計としてのデザイン進化

それにしてもシンプルで端整なデザインです。時刻表示と、その内側のサブダイヤルがその日の活動量の100%表示。これしかありません。

そして、この時計、リューズがないんですよ。
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アナログ時計の顔をしていてリューズがないって新鮮じゃないですか?この真円のフェイスがとても美しいと思います。とても小さなことなんですけども。

Apple Watchがリューズの部分を「デジタルクラウン」と呼んで、新しいUIの入り口にしたのとは対照的です。アナログ時計顔なのにリューズをなくしたActiviteとデジタル時計顔なのにリューズに新しい役割を与えたApple Watch。おもしろいですね。

時刻の設定なんかはすべて、Bluetoothで接続したスマホのアプリ(iOS/Android両方あり)で行います。スマホの画面いじると腕時計の針が物理的に動くのは新鮮な驚き。
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リューズのない、完全にシンプルで端整なフェイス、アナログ時計のデザインとしても進化しているように感じるんですが、それを実現しているのはこういうアプリだったりして、アナログとデジタルのベストハイブリッドな感じですね。

めっちゃ軽い

これは、前につけていた某スイスブランドの腕時計との比較になりますが、軽いです。軽いので寝ているときに付けていても全くストレスになりません。生まれて初めて腕時計して寝ました。

どうやって取っているのかは分かりませんが、入眠時間や睡眠の浅さ・深さもちゃんと取れてます。
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これまで使っていたスマホの睡眠計測&アラームアプリ「Sleep Cycle」での同じ日のデータはこちらですが、精度はほぼ同じようです。
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このアプリもめちゃめちゃいいんですが、ケータイを充電した状態でベッドに伏せておく必要があるので、電源が必ずしもベッドの近くにあるとは限らない出張先や遠征先で使えないのが難点でした。

Activiteのアラームはバイブなので、家族と一緒に寝ている場合や遠征で知らない人と相部屋の場合など、音が出ないので迷惑になりません。直に体についた状態だと、弱めのバイブでも意外なほど起きられました。

充電がいらない

これはでかいです。Activity Trackerとしてはずっとつけていることは大事。コアなロガーになると、データが計測できていない時に活動したくない!という、本末転倒な事態が発生しますからね(笑) 

頻繁な充電が必要ということになれば、その間は時計を外さざるを得ません。これは避けたい。昨年末のHK168という100マイルトレランレースの途中で、GARMINのGPSウォッチとモバイルバッテリーを手に持って充電しながら走ったという、苦い思い出に裏付けられています。40時間近く走り続けるレースで使う時計と同じように考えるのもどうかと思いますが。
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付属の専用ツールを使って、自分で裏蓋を開けてボタン電池を交換できます。元々入っていた電池で動作しなかったので、さっそく付属していた予備バッテリーと交換。固いけど、何とかなります。交換したら、カチッと音がするまでしっかり閉めるだけ。8ヶ月は保つそうですが、時計屋に持って行かず、自分で作業できるところがところがいいですね。

こうして改めて書いてみると、Apple Watchがこれから提供してくれるであろう新しいUser Experienceやライフスタイルよりも、単純にActiviteのモノとしての完成度の高さと、すんなりと今の生活に浸透してくれる自然さの方に惹かれたってことなんでしょう。毎日、付けたくなること優先ということで。白フェイスと茶色い革バンドのものをちょうど探していたということもありますが。

久しぶりにワクワクするモノに出会って、ちょっと書き足りないので、後編に続くことにします…… 

これはハマりそう。初ナイトトレイル@高尾山、行ってきました!<前編>

少し前ですが、8月31日日曜日、高尾山に初めてのナイトトレイルランに行ってきました!
(IRONMAN完走記を書き続けていたので、ブログアップが遅くなりました・・・)

ナイトトレイルラン?

なんでわざわざ暗い中、山走らなあかんねん!
遅くても15時までには下山せな危ないやろ!

と思われる方も多々いらっしゃると思いますが(関西弁じゃなくてもいいんですが、実は大阪生まれなのです)、今回走りに行った直接的な目的は、

・2週間後(行った時点から数えて)に控える信越五岳トレイルランニングレース110km
・10月のハセツネ(日本山岳耐久レース71.5km)

に備え、ナイトトレイルを経験しておくこと。

実はこれまで、レース・練習ともにナイトトレイルの経験はありません。7月に完走した大雪山ウルトラトレイル110kmも、トータルタイムこそ20時間を超えるレースだったものの、熊出没注意のため2ステージ制で夜間走行はなかったので。

信越五岳は、早朝5:30スタートで制限時間が22時間なので、完走ギリギリランナーとしては深夜3:30まで走ることは必至です。距離的には、もっともつらくなるパートがナイトトレイルになるわけです。

ハセツネは、13時スタートなのでナイトランが大前提です。

というわけで、駆け込みではありますが、こちらのイベントに参加させていただきました。
【夜のトレイル体験】ナイトトレイルJOYRUN @高尾山[ジョイラン☆332回]【ガイド:YAMADA】-[JoyRun]

ナイトトレイルの必携品といえば

通常のトレイルラン用装備に加えて必要になるのがライト類です。ヘッドライトは必須、加えてぼくはハンドライトも使っています。最近は腰につけるチェストライト(?)なるものもあるようです。

ぼくが使用している器材はこちらです。

GENTOS ヘッドウォーズ HW-888H

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・明るさ 最大200ルーメン
・電池寿命 最大時10時間
・使用電池 単3電池×3本
・照射距離 最大時91m
・ワイドビーム(リフレクタータイプ)
・80度可動式ヘッド
・後部認識灯あり
・防滴仕様

などなど、なかなかのスペックな割にお手頃価格で、とてもコスパが高いです。ちょっと作りが安っぽいところもありますが。

Black Diamondとか、Petzlとかかっこいいんですけどね。走ってるうちに転んだりして壊しそうだし。なぜ価格が一桁違うのか、その理由が分かるぐらいになったら乗り換えるかもしれません。

一番重要な明るさですが、最低でも150ルーメンぐらいは欲しいところです(と今回のガイドさんもおっしゃっていました)。

バンドなどは自分で取り付ける必要がありますが、それほど難しくありません。ヘッドバンドの他、ラバーバンドやヘルメットホルダーも付いています。ヘッドライトは必ずしも登山用・トレラン用というわけではないですので。
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完成形は、こんな感じ。
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後ろ側にバッテリー部分が来ます。
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バッテリーは、単3を3本使用。レース時は予備バッテリももちろん持参します。
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GENTOS 閃 SG-325

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・明るさ 最大150ルーメン
・電池寿命 最大時10時間
・使用電池 単4電池×3本
・照射距離 最大時138m
・フォーカスコントロールあり
・防滴仕様

ハンドライトも同じくGENTOSです。
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電池を入れればすぐ使えます。バッテリーは、単4を3本使用。こちらも予備バッテリをお忘れなく。
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ちなみに、緊急時用に使っているのは、こちらです。

PETZL e-lite E02 P3

・明るさ 最大16ルーメン
・電池寿命 最大時35時間
・使用電池 ボタン電池CR2032×2個
・照射距離 最大時19m
・重量 27g(電池込み)

ファースト・エイド・キットの中に、予備電池とともに入れてあります。
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走るためというよりは、緊急時の手元照射と救援待ちのためですが、十分な明るさなのでお守り代わりということで。

イベントの体験記は後編へ。

Adidas STAN SMITH VULC買いました。

学生時代から、何足も履きつぶしてきたスニーカーがあります。

それは、Adidasの「Stan Smith」。
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(Source: Adidas Japan オンラインショップ)

Adidas Stan Smith

この靴、見たことある人も多いと思います。それもそのはず、アディダス史上、最も売れたスニーカーだそうです。私も4足分は貢献しています(笑)

初めて発売されたのは1973年ということで、もう40年以上も前。プロテニスプレーヤーの名前を冠していることからもわかるように、元々はテニスシューズです。

これ以上ないシンプルなデザインが好きで、本当にいつも履いていました。初めて屋久島に行った時も、Fuji Rock Festivalでドロドロのキャンプ生活をした時も、ヨーロッパに6週間一人旅に行った時も・・・完全に青春シューズです。

そんなStan Smithですが、先日急に思い立って買い直そうと思ったんですが、ショップでもWebでも全然見つからない。

調べてみると、2年ほど市場から姿を消していたそうで、今年の1月に復刻したらしいんですが、さすがにファンも多いようで、あっという間に売り切れだった模様・・・

Adidas Stan Smith VULC

そんな中、何とか探し出したのがこちら。
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これは、まぎれもなくStan Smith!!!

でも、なんか色も素材もちがう・・・実は、AdidasのSkateboardingラインから出ている兄弟モデル(?)なんですね〜

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通常のモデルとは違い、素材はベージュのスエード。全体的に軽いです。

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タン部分のStan Smithイラストにも遊び心が。いいですね〜

スケボーは全くやらないんですが、そんなことはお構いなし(笑)

シンプルな生活の象徴

なぜこれほどStan Smithが好きなのか、しばし考えてみたんですが・・・

きっと、理想としている「シンプルな生活」を体現しているものだからだろうと思います。削れるだけ削って、その上で少しだけ遊び心がある、このシンプルの権化みたいな靴のスタイルに憧れているんでしょうね。

必要最低限の生活に、ひとつまみ分、その時々の遊びや彩りを加えるぐらいの生活がいいですね。

今は、ひとつまみと言いながら、トレイルランやらトライアスロンやらの道具が多すぎる気もしますが・・・

モノは増えたのに、モノを減らそうという気持ちにさせてくれる示唆に富んだ一足、STAN SMITH VULCのご紹介でした。

トレランにぴったり。UltrAspireの携帯コップ使ってみた。

今日は、久しぶりに優れモノのご紹介です。

常々モノは増やさないよう気をつけているんですが、久々に仕入れたのがこちら。
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何かというと・・・携帯コップです。

山で行われるトレイルランでは、ゴミを出さないように携帯コップの持参が義務付けられていることがあります。

先週末参加したOSJ奥久慈トレイルレース(に限らず今年からOSJの大会はすべてみたいです)も、そうだったので、こちらの携帯コップを購入してみた次第です。

レースに最適化した携帯コップ

素材は、ジェルなどを入れるフラスコと同じで、薄くて超軽量。給水を受けるときには、こんな風に入り口を開いてコップにします。150mlぐらい入るので、一回分の量としては十分です。

こういう商品って、企画する側の立場だと何の機能を削るかに大変頭を悩ますんですが、割り切り方がとても上手だなと思います。

自立しないので、飲み物を入れた状態で置いておくことはできません。素材としては薄い上、直接手で持つので熱いものを入れるのにも適しません。でも、レース中はどちらも不要ですから。山でコーヒーを飲みたいなんて用途には向きませんが。
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携帯する時もコンパクト

携帯する時は、冒頭の写真のようにペタッと薄い状態にするか、下のようにクルクル丸めて棒状にしてもコンパクト。荷物をできるだけ減らしたいトレランでもかさばらず、めちゃめちゃ便利です。
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ぼくは棒状に丸めた状態で、こんな風に収納しています。ショルダーハーネスのこの収納、使ってなかったのでちょうどよかったです。
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ウルトラマラソンにもいいかも

これ、めちゃめちゃ快適です。出場者が多いフルマラソンだと、エイドのスタッフの方もその場で水を入れていくのは大変かもしれませんが、ウルトラマラソンぐらいなら、ある程度人もばらけているし、エイドも多いのでゴミの節約効果も高くていいかなと思います。

それに紙コップだと、エイドから持って行って歩きながら補給したいとき、ゴミ箱がどこにあるか気になったりするんですよね。登山で湧き水飲んだりするのにもよさそうです。

というわけで、トレラン&ウルトラでは、これからも愛用したいと思います。もっともっと広まるいいですね。

他にはSalomonのこちらもよさそうです。

今さらだけどノマドの人にもおすすめのMicrosoft Arc Touch Mouse。

プライベートでは、PCはMacを使っているのでマウスを持ち歩く必要がないんですが(トラックパッドが本当に優秀で快適)、仕事で使っているWindowsマシン用には、MicrosoftのArc Touch Mouseを使っています。

このマウスは発売されてからだいぶ経ってますし、今さらであることを自覚しながらも・・・やっぱりおすすめなのでご紹介したいと思います。

実は先日、数年にわたって使い倒した一代目が壊れたときに、別のものも探したんですが、やっぱりこれに適うものが見つからなかったのです。

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フラットになることで携帯性が格段に上がる

写真を見ていただければ一目瞭然ですが、このマウスは平らになります。これが最大の特徴です。

携帯性を高めるための方法としては、

・小型化する
・携帯用のポーチを付ける
・PCに張り付くようにマグネットを付ける

など色々な方法があり、実際あの手この手で携帯性を高めている商品が世の中に出回っています。

しかし、意外かもしれませんが、こういったアプローチと比べても、フラットになるというのは携帯性にとって効果絶大です。

当然ですがマウスを携帯したいときはマウスだけを持ち歩くわけではなく、PCや、ノート・手帳など板状のものを一緒に持ち歩いていることが多いからです。

同じように持てる平らな形状のマウスであれば、少し厚みが増えるだけで重ねて持つことができます。しかし、立体感のあるふつうのマウスだと、どれだけ小さくてもそのために手で抱えたり、別の持ち方をしなければいけないのが面倒です。

また、オフィスや家の中の移動だけでなく、外出先に持っていくときにも薄い方が有利です。

私は以前、月の1/3は出張しているような生活だったんですが、出張バッグの中で一番やっかいなのは、厚みがあったり、出っぱったりしていものです。その周辺のスペースが無駄になってしまう上に、先にその場所を確保する必要があるから。平らであれば、コンパクトに収納できるのでどこにでも入ります。

Arc Touch Mouseの特徴

企画業の目線で見てこのマウスの好きなところは、コンセプトが非常に明確だということです。携帯性を実現するためのフラット形状であり、そのフラット形状を実現するための特徴が詰まっています。

●アーチ形状

使うときは、写真のように本体を折り曲げると、手にフィット形でカチッと固定されます。

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アーチ状態で手を置いても、つぶれることはありません。自分でもこれを使い始めて気付いたんですが、手の重さは手首と小指部分で支えているようです。手の重さをすべてマウスに載せてたら、マウスを動かせないですもんね・・・

曲げると移動的に電源がONになり、フラットに戻すとOFFになります。この辺は気が利いていますね。

●タッチストリップ(写真のシルバーの部分)

ふつうのマウスで言うホイールの部分です。ここは物理的なホイールだと厚みが出てしまうので、フラットなパーツに置き換えています。その代わりセンサー付きで、触覚フィードバック(スクローリング速度を指に伝える軽い振動)を行い、疑似的にホイールを回しているのと同じような操作感を与えます。

「カチカチ」と音でのフィードバックもあるし、慣れると違和感もないです。

●ブルートラックテクノロジー

これはマウスのトラック技術ですね。どんなところでも使えるということで、きめの粗い木材の表面やカーペットの上でも使えると紹介されていますが試したことはありません(笑)

この技術は、フラット形状に貢献しているというわけではなさそうですが(もしかして薄くするのに貢献しているんでしょうか!?)、外出先がどんな環境であっても使えることを担保するという意味で、携帯性を高めているといえます。

***

いいとこばかりお伝えしましたが、その分割り切っているところもあります。

多機能マウスと比べるとボタン数も少ないですし(私は全く困りませんが)、Win8用の新しいジェスチャー設定には対応していないようです。まあ、割り切るところは割り切っているという点が、特にこのマウスの気に入っているところなんですけどね。

ということで、携帯性重視でWindowsマシンを使っているノマドな方々には、特におすすめのArc Touch Mouseのご紹介でした。

スイマーじゃなくても、一人暮らしや洗濯物を減らしたい人にもおすすめのセームタオル。

トライアスロン挑戦をきっかけに泳ぐようになり、泳ぐようになったのをきっかけにセームタオルというのを使うようになりました。

セームタオルは学生時代に水泳部だったか、ジムでプールを利用している人でもなければ、知ってる人は少ないんじゃないかと思いますが、こういうものです。

これが便利すぎるので、泳ぐ人だけが使ってるのはもったいない!ということでご紹介したいと思います。

セームタオルのいいところ

このセームタオル、いいところは、水分を吸った後に搾ることですぐにまた吸水性が戻るため、いつでも何度でも使えるということです。

●乾かさずに使える

乾いてなくても搾れば使えるというのは、実はかなり便利です。

プールやジムのシャワーなどでは、ふつうのタオルであれば濡れないように気をつけなければいけないんですが、セームタオルは濡れても搾ればいいので細かいことは気にしなくて大丈夫です。

もちろん、プールサイドに持っていても問題ありません。

●その場で、繰り返し使える

ふつうのタオルは一度水分を吸収して濡れてしまうと、吸水性がなくなってしまいますが、セームタオルは絞れば何度でも吸水してくれるので、小さいものでも何度か絞って使えば水分を拭き切れないことはありません。

何度でも使うことができるので、合宿のような一日のうち繰り返し使う時でも、一枚で済んでしまいます。

●コンパクトで保管しやすい

ふつうのタオルより、かなりコンパクトに収納できますので携帯性が高いです。

それに加えて、上の項目で書いたように繰り返し使えるので、ふつうのタオルであれば何枚か持っていかないといけないシチュエーションでも一枚で済むのでかなり助かります。

こんなに便利なセームタオルですが、水分は拭き取れるものの、汗とか汚れを拭き取るのには向いていないようなので注意です。

それから肌触りについては、好き嫌いがあるかも。人肌用に開発されたものとはいえ、ふつうのタオルのふわふわ感と比べると、いかにも「水分を吸収するために生まれてきました」という人工物的な質感であることは否めません。私はまったく気になりませんけどね。

 

バスタオルの不便なところ

こんな便利なセームタオル、自分でもプールに行ったときには使っていたんですが、この前試しに家でも使ってみたところ、これがめちゃめちゃ便利です。

いかにもスポーツ用品然とした佇まいではありますが(もともとは車のメンテナンス用品として開発されたようです)、バスタオル代わりとして機能的には全然問題ないです。

バスタオルを使っていて困るのは、使い終わった後です。大きくて、洗濯カゴに入れてもかさばるし、何より濡れたまま放置しておくと、生乾きみたいな状態になって衛生上もよくないですね。

翌朝洗濯するのであれば、一晩くらいそのままでもいいんですが、仕事が忙しく週末にまとめて洗濯する人や、あまり洗濯物が溜まらない一人暮しの人など扱いに困っている人も多いんじゃないかと思います。

洗濯しても、冬場はなかなか乾かないし(部屋の加湿にはいいんですけどね)、花粉の季節は外には干したくないし、けっこう困りものなんではないかと思います。

おおっぴらには言えなくても、「風呂上がりはキレイなんだから、それを拭くバスタオルもキレイ理論」で、適当に乾かしながら何日か使っている人もいるのでは(笑)

 

セームタオルをバスタオルの代わりに使ってみると

セームタオルをバスタオル代わりに使ってみてよかった点を列挙すると、

●濡れても平気なので、バスルーム内に持ち込める

→バスルーム内で拭けるので冬場も寒くない!

(うちの家は、浴室暖房などという気の利いたものはないのです・・・)

●使ったあと、ゆすいで軽くしぼってそのままケースに入れて保管できる

→使い終わったタオルのやり場に困ることがない!

(セームタオルは、長期にわたって使わない時以外は、湿った状態で保管するのです)

●翌日もまた同じタオルを使える

→毎日同じタオルが使えるので洗濯物が増えない!

(使って収納する前にちゃんとゆすいでおくことが大事です)

 

ということで、バスタオルの不便なところが全て解消されてしまうではありませんか。家中のバスタオルを全部捨ててしまおうかと思ったぐらい。

自分が一人暮しを始めたばかりの学生時代にこれを知っていたら、どれだけ楽だったでしょう・・・

冒頭のもの以外にも、同様の商品が入手できるようです。

***

そんなわけで、スイマーじゃなくても、一人暮しの人とか洗濯物を減らしたい人は、バスタオル代わりに試してみてもいいんじゃないかなあと思います。

最後に、ちょっとだけ企画人っぽい話をするとすると、このタオルの技術とてもすごいと思うんですが、スポーツ用品メーカーが使ってるだけではもったいないですよね。吸水性・コンパクト性を考えると、たしかにジムやプールなど携帯するシーンは最適ですが、それを活かせる場面はもっと他にもありそうです。

吸水性が求められるのはシャワーの後ばかりでなく、たとえば雨の日、電車に乗るときの傘の水滴とか、ゲレンデからレストハウスに入るときとか、まだまだ色々とありそうです。

コンパクトでうれしいのも出先だけではありません。上の例のように、家の中の収納をコンパクトにしたいというニーズもありそうです。無○良品に行ったら「しぼってつかえるバスタオル 1480円」なんて売っててもよさそうなもんですよね。災害時の備蓄としても保管や配布が楽なので向いているかもしれませんね。

商品を変えなくても、使用シーンを変えてみるだけでもっと活躍の幅が増えるかもしれません。