今さらながら2014年度「8ヶ月連続ウルトラマラソン・ウルトラトレイルチャレンジ」実績レビュー②<レビュー編>

2014年度「8ヶ月連続ウルトラマラソン・ウルトラトレイルチャレンジ」のレビュー編です。

前のエントリはこちらから。
今さらながら2014年度「8ヶ月連続ウルトラマラソン・ウルトラトレイルチャレンジ」実績レビュー①<実績編> | reboot blog

レビュー1:どんな敵も侮るべからず。

まず、最大の反省はサロマ湖100kmウルトラマラソンのDNF。

実はこのレース計画を組んだとき、8本のうち「サロマが一番ラク」と高をくくってました。この慢心。

4、5、6月はロードのウルトラマラソン3連発で、3戦目にもなればさすがに慣れているだろうと思ってました。4月の富士五湖は112km(実際はコース変更で108km)と距離が長く、5月の野辺山はアップダウンの激しい難コースで、いずれもフラットで100kmきっかりのサロマ湖ウルトラだったら、悪くても完走はできるだろうと。

結果的には、30度近い猛暑の中、60kmほどで関門にかかりました。13時間と、制限時間が短かったことなど言い訳にもならないぐらい全く走れませんでした。

足元をすくわれるのは、いつだって相手を見くびった時です。計画上は、他のレースに比べて相対的に小さな目標に見えてしまったサロマ湖でしたが、比較すべきは他のレースではなく、自分の実力でした。ごめん、サロマ。いつかサロマでSub10やります。

レビュー2:間髪入れずにレースを走り続けろ。

よかったところもレビューしましょう。

何よりよかったのは、8ヶ月走り抜いて体が無事だったということ。

速く走れるようになりたいというよりは、「80歳でウルトラマラソンを走れる心と体」をつくるという長期計画の起点だった2014年なので、「どこまでやっちゃうと壊れるのか」「どこで堪えたら壊れないのか」そこのところの感覚を得られたのは収穫でした。

なんせ毎月毎月、いやでもレースがやってくるわけなので、壊れないということは大事です。そして、壊れても再起動できるということが大事です。そのためには、いかに走るかと同様に、いかに休むかも大事になってきます。つまり日々、24時間使ってウルトラランナーになるわけですね。

そういうことが何となく分かってきたのも、毎月レースに追われ続けたからこその話。レースプランとしてはめちゃくちゃなので、決して速くはなりませんが。

レビュー3:ただただ前倒すべし。

最後に、UTMBへのエントリー権を逃したのはやっぱり悔しいっす。HK168を完走できなかったのもさることながら、その結果UTMBが先送りになってしまったことは本当に悔しい。

でも、よく考えると、一年でよくもう一歩というところまで来たなあとも思うわけです。

「2014年は準備の年!」なんてのんきなことを言っていたとしたら、絶対に7pt獲得まで来れていません。昨シーズン本気でがんばったからこそ、今シーズンは3pt以上のレースを一本でも完走すればいいという状況まで来れています。

ストレッチターゲットを本気で狙いにいって、仮にダメでも元のターゲットは余裕で達成。これは仕事における目標達成のための必勝パターンですが、レースも同様。前倒しで格上レースを走りにいって、仮にダメでもリベンジでは余裕で完走。これです。

今年、UTMBエントリー権を獲得してからもう一回言いたいと思います(笑)

***

昨日から始まったUTMFのエントリーを完了!
抽選、当たるといいんですが……

エントリーは3/15日までですね。お早めに!
ULTRA-TRAIL Mt.FUJI【UTMF・STY】

今さらながら2014年度「8ヶ月連続ウルトラマラソン・ウルトラトレイルチャレンジ」実績レビュー①<実績編>

今日から3月に入り、本格的なトレイルランシーズンが始まります。またこの季節がやってきました。2週間後にはIzu Trail Journeyが控えています。

というわけで、かなり今さらではありますが、今シーズンが始まる前に昨シーズンを振り返っておきたいと思います。記録用にかろうじて書いた「HK168(残り4.5km)リタイア記」をのぞき、仕事に集中するために4ヶ月ほど中断していたこのブログも再開です。

ラン部門2014年度目標の復習

まずは、目標の振り返りから。

2014年は、こちらにも書いた通り、


毎月、ウルトラレースを走る!


ということを自らに課し、「8ヶ月連続ウルトラマラソン・ウルトラトレイルチャレンジ」というものをやっておりました。

そして、これは憧れのUTMBにエントリーするための8ポイントを獲得するためであり、UTMBを完走するために、まずはロードの100kmウルトラマラソン級は、抵抗なく走れるようになるためのステップでした。

さっそくその結果を振り返っていきましょう。

「8ヶ月連続ウルトラマラソン・ウルトラトレイルチャレンジ」実績

実績はこの通り。ちなみにウルトラレースの私的認定基準は、100km以上の距離 and/or 制限時間14時間以上でした。

・4月: チャレンジ富士五湖112km ⇒完走
・5月: 野辺山100kmウルトラマラソン ⇒完走
・6月: サロマ湖100kmウルトラマラソン ⇒DNF@60km
・7月: 大雪山ウルトラトレイル110km ⇒完走
・8月: IRONMAN JAPAN 北海道(トライアスロン226km) ⇒完走
・9月: 信越五岳トレイルランニングレース110km ⇒完走
・10月: 日本山岳耐久レース(ハセツネ) ⇒完走
・11月: HK168 ⇒DNF@163.5km

6月のサロマ湖と11月の香港でDNFとなったものの、予定通り全てのレースに出走。

これが始まる前は、「ウルトラマラソンって、そもそも毎月走っていいものなんだっけ??」という感覚。走力的にも一度ウルトラマラソンを完走したことがある程度だったので、4月5月でとっとと撃沈し、夏を迎える前にうやむやにしている可能性もゼロではありませんでした…

結果はDNF率こそ25%ではありますが、DNS率は0%。

どれだけギリギリの目標設定ができるかに賭けているわけですから、全力を尽くした上でのDNFは勲章みたいなもんです。それ以上に、DNSせずに8ヶ月間をやり繰りしたことは、我ながらよくやったと言ってやりたい気分です。

「UTMBエントリーのためのポイント獲得」実績

一方で、残念ながらUTMBエントリーのための「3レース以内で8ポイント(以下、pt)」は獲得することができず。現実は厳しい……

3レース以内で8ptということは、
・4pt + 4pt
・4pt + 3pt + 1pt以上
・4pt + 2pt + 2pt
・3pt + 3pt + 2pt

のいずれかが必要。

・7月: 大雪山ウルトラトレイル110km ⇒2pt
・9月: 信越五岳トレイルランニングレース110km ⇒3pt
・10月: 日本山岳耐久レース(ハセツネ) ⇒2pt

と3レースで7ptまでは来たもの、もう一本3pt以上の完走が必要という状況で、背水の陣で臨んだHK168(4pt)を残り4.5kmでDNFとなり、あと一歩というところで散りました。全く現実は厳しい……

「100kmウルトラマラソン級は、抵抗なく走れるようになる」ことはできたのか実績

最大の目標だったUTMBへのエントリー権を逸したので、正直言ってそれ以外は、もうどうでもいいと言ってしまいたいところですが、それでも収穫だったのが、100kmウルトラマラソン級に慣れることはできたこと。

「毎月ウルトラ走っていれば、さすがに慣れるだろ」という極めて雑な期待ではありましたが、今では100kmウルトラマラソンを、一年前に42kmフルマラソンに抱いていたのと同じくらいの感覚で走れるようになりました。

なおこれは、以前42kmを走っていたのと同じくらいの労力で100kmが走れるようになったという、走力の向上を意味するわけではありません。残念ながら。そんなに格段に走力が上がるほど練習はしておりませんので。残念ながら。

ただ、100kmに対する心理的なハードルは確実に下がったのです。「明日100km走れ」といきなり言われても、以前だったら42kmに感じていた「いきなり言われても無理っしょ」感と同じくらいの嫌さレベルで100kmを走る覚悟ができるようになりました。

本当に成長したのか、イマイチ分かりませんが…

(レビュー編につづく)

***

この4ヶ月は、完全に仕事中心の生活を送っていましたが、少しだけ落ち着いたので、ブログも徐々に再開したいと思います。

人間らしい生活をしていますか?

最近、「人間らしい生活をしてないな」とよく思います。

ここのところ、24時を過ぎてから会社を出るのがすっかりデフォルトになってますし。まるで機械のように働いています。

そんな一週間を終えると、食って寝るだけの週末を過ごしがちですが、それはそれで人間らしいとは言えません。本能の赴くままでは動物です。三連休も休日出勤なので、実際はそんな生活してませんが。

機械と比べるのか、動物と比べるのか、同じ「人間らしさ」と言っても比較対象によって、ずいぶん異なる意味を持つものです。

***

「人間らしさ」といえば、購読している『致知』という雑誌の少し前の号にこんな言葉がありました。

「夢を持て。希望を持て。夢を持たぬ人生は動物的には生きていても、人間的には死んでいる人生。」

ふむふむ、なるほど。ただ漫然と生きているだけでは、生きているとは言えないということでしょうか。

逆に、たとえ機械のような平日と動物のような週末を繰り返すだけであったとしても、夢があり、希望を持っていれば、それは人間らしい生活と言えるのかもしれません。

みなさんは、人間らしい生活をしていますか?

この言葉を思い出し、私はちょっとだけ、休日出勤にやる気が出てきましたよ(笑)

仕事してて思い出すアニソン第1位「お料理行進曲」の話。

子どもの頃に見ていたアニメのテーマ曲は、だいたい深く記憶に刻まれているものですが、とりわけよく覚えているものの一つに「お料理行進曲」があります。『キテレツ大百科』のオープニングテーマ曲です。

1988年から8年間テレビアニメとして放送されていたようなので、今の20~30代であれば、一度くらいは見たことがあるのではないかと思います。

そんな方なら、歌詞を見ていただければ、どんな曲だったかすぐに思い出せるはず。

     いざ進めやキッチン

     めざすはジャガイモ

     ゆでたら皮をむいて

     グニグニとつぶせ

     さあ勇気を出し

     みじん切りだ包丁

     タマネギ目にしみても 涙こらえて

     炒めよう ミンチ 塩・コショウで

     混ぜたなら ポテト 丸く握れ

     小麦粉・卵に

     パン粉まぶして

     揚げればコロッケだよ キャベツはどうした?

見ての通り、メインキャラであるコロ助の好物・コロッケのつくり方を描写した歌ですが、この曲を聞く度にとてもイライラしたことを覚えています。なぜ最初に「今からコロッケをつくります」と言わないのか、と。最後の一行まで、何をやっているのか分からないまま、延々となぞめいた作業手順を聞かされるのは勘弁だったんですね。途中までポテサラかと思ってましたし。

もちろん、2回目からは答えを知っているわけなんですが、「イライラする歌」という印象が強すぎて、聞くたびにイライラが止まりませんでした。可愛げのない子どもであったことは認めます・・・(ちなみに、アニメ自体はとても好き。発明家のご先祖さまの「キテレツ斎」という名前の響きが、なぜかとても好きでした)。

***

社会人になってから読んだビジネス書か何かで、「ビジネスマンたるもの“本題Only & 結論Fisrt”という言葉に出会い、あの歌にイライラしていた子どもの頃の自分をようやく正当化できました(あの歌はビジネスマンの歌ではないけれど。しかし、”本題Only”ではあります)。

忙しいビジネスマンにとって、相手の時間は大切なんですね。イライラさせることなく、最短距離・最少時間で伝えるべきことを伝えなければいけません。

それでもしばしば、この歌を思い出してしまうのは、やっぱり「お料理行進曲」のように話をする人がたくさんいるからです。話をするときはそうでなくても、資料を作ったり、文書を作ったりすると、途端に「お料理行進曲」になる人もいます。自分でも結論なしにダラダラとしゃべってしまっていることに気づき、慌てて直すこともよくあるんですが、そんな時にはいつも心の中でこの曲が流れています。反面教師として。

そんなわけで、前のエントリで「まず結論を述べよ」という話が出てきたので書いてみた、心の中の一曲の話でした。

***

本題とは関係ないですが、このアニメ、エンディングテーマ曲の「はじめてのチュウ」は名曲ですね。

Hi-Standardがカバーした英語版は、学生時代よく聴きました。なつかしい…… 

“暗算”で出した答えだけでなく、”筆算”で思考の足跡を残そう。

ここ一ヶ月ほど新しいプロジェクトの立ち上げで睡眠時間を削る日々です。追い討ちをかけるように月末には8ヶ月連続ウルトラチャレンジの最終章、香港でのダメもと100マイルレースも待っており、いつ倒れてもおかしくない状態…… 倒れませんけどね。そのために耐久力を鍛えてますので。

「てめーこのタイミングで有給取るとか、なめてんのかよ」という周囲の心の声が、はっきりと聞き取れるほどに感覚が研ぎ澄まされてきました。と同時に、それを堂々と聞き流せるくらいに100マイルに対する覚悟も決まってきました。いい感じです。

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それはともかく、プロジェクトの立ち上げに際し、とても苦労しております。

チームで動いている限り、ゴールイメージを共有していることが極めて重要です。商品でもプロジェクトでも、企画にはそれなりの背景なりストーリーなり論理なりがあるものですが、そこのところが曖昧、または説明が不十分である場合、人によってゴールイメージに乖離が発生します。企画そのものの説明だけではダメで、なぜその企画に至ったのかの説明が大切になります。今、そこのところを必死に詰めている状況なんですね。

企画に限らずビジネスの場においては「まず結論を述べよ」と言われますし、それには諸手を挙げて賛同するわけですが、結論だけで終わってしまっているものも、実はたくさんあります。当人の中ではすでに答えが出ているわけですから、わざわざそこまでの道のりを書き下していくのは無駄な作業に思えてしまうし、面倒なのもよく分かりますが。

しかし、それでは、当人以外には納得しかねることもあるだろうし、言葉だけが一人歩きすることもあるし、都合のいい解釈を生んでしまうこともしばしばです。上述の通り、ゴールイメージがずれてしまう場合、チームのアウトプットの質にも大きな影響を与えることになります。

せめて、「暗算で出した答えだけを書くのではなく、殴り書きでもいいから筆算したものを残しておくぐらいの気持ち」で、結論と共に理由や背景ぐらいは、セットにして伝えたり、残しておくべきですし、自分でもそうするように気をつけています。面倒ではあるものの、検算をやるぐらいのつもりで、思考の足跡を残しておくことを心がけています。

「ナレッジマネジメント」という言葉もありますが、小難しいこと言わずに、各人、各チーム、各意思決定において”筆算”を残しておくだけでも、ずいぶんと暗黙知の共有が進むのではないかと思っています。

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ちょっと前に、「証明問題を解くように説明しよう」というエントリを書いたものの、そもそも説明すらないことも多いじゃないかと思い直し、自戒を込めて書きました。さあ、明日もちゃんと筆算しよう。

これは、たしかにいいアイデアかも。『「パスワード」が変えてくれた僕の人生』。

少し前にこんな記事を目にしました。ちょっといい話です。

「パスワード」が変えてくれた僕の人生 | TABI LABO

離婚してどん底にいた時、オフィスのパソコンを起動すると、パスワード期限切れの表示が現れる。頻繁に変更が必要となるパスワードの設定。面倒だと思いつつも、人生の指針をパスワードとすることを思いつき、そのパスワードを打ち続けるうちに徐々に人生が変わり始めると言う話です。

最初のパスワードは、「Forgive@h3r (彼女を許せ)」だったそう。その後も、「Quit@smoking4ever (タバコをきっぱりやめる)」や「Save4trip@thailand(タイに旅行に行くため貯金する)」をパスワードにし、次々と実現していったということ。

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シンプルですが、「その手があったか!」な方法ですね。そして間違いなく効果的だろうと思います。なんせ、パスワードを打ち込むという日々の退屈な、でも不可避な作業を行う度に、目標がリマインドされ、意識に刷り込まれていくわけですから。アフォーメーションの一種とも言えるかもしれません。

いつも手帳の目標を見返すようにするとか、夜寝る前に自己暗示を行うとか、同じ目的のために行う方法は色々あるかと思いますが、どれもそのための時間を確保することがとても難しい。

PCのパスワードの場合は、自動的にそのための機会を与えてくれるところがとってもいいですね。しかも、単に思い出させるのではなく、思い出すための機会を与え、自分で打ち込むという作業が、ことさら意識への刷り込みにとって効果的であるように思います。一定期間で強制的に変えなければいけないところも、小さなステップで次々と目標をupdateしていけそうで、スモールステップを踏むのにちょうどいいかもですね。

***

実はぼくも4桁数字のパスワードでは、同じようなことをしています(パスワードがバレるので詳細は伏せますが)。初代パスワードは本当に実現しましたよ。

残念ながら、今のものはしばらく実現しそうな気配がありませんが、パスワードの入力回数が足りないんでしょうかねえ(笑) 記事を読んで改めてよい方法だと感じたので、仕事のPCでもこの方法を取り入れてみようかと思っています。

ハセツネ試走!ではなく反省走行ってきました!!三頭山までの前半試走で終バスにギリ間に合う通過時間目安<実体験編>

[2015年3月29日追記]
その後、2015年3月28日に再度同じコースを走ってきたので、特に分かりにくそうなところに写真を追加しました。

***

前のエントリの続きです。

三頭山までのハセツネ前半を、終バスで帰ってこれるギリギリのペースが↓。これで実際に行ってみたのでレポートです。
141112 ハセツネ前半試走通過時間目安

武蔵五日市駅スタート@7:00

始発で行っても6:59に武蔵五日市駅着なので、早くてもこの時間の出発になります。天気はあいにくの曇り空で、雨の予報も。単独走だったので、何かあったら即下山のつもりで出発。
141109 1

ちなみに、駅の改札を出て右手の方にコインロッカーがあります。小300円と大500円。
141109 2

駅ロータリー正面の道を右手方向に登っていき、しばらく行った上町のT字路を左折。このまま広徳寺へ向かいます。
141109 3

広徳寺入り口の脇からトレイルへ入りますが、レースではこのトレイルを抜けて変電所に出るまでは渋滞で50分ほど。練習だと渋滞がない分、快適に走れます。

一方で、ちょこちょこ道を間違えては戻りました。レースは案内があるし、前の人についていけばいいしで、全くコースを覚えていないことに唖然。

今熊山でさっそく間違えて山頂まで行ってしまいました…… 写真は左が正解です。
141109 4

[2015年3月29日追記]
今熊山から市道山までは分岐がとても多いです。今熊山からはまず刈寄山を目指します。ところどころ、まき道が出てきますが、練習のために険しい登りの本線を選び、まっすぐ行きましょう(笑)
150329 追記1

[2015年3月29日追記]
市道山への案内が出てきたら、刈寄山は登らずに左折して市道山方面へ。
150329 追記2

[2015年3月29日追記]
左折してすぐに入山峠。一度道路に降りて写真奥側の階段から登り直します。
150329 追記3

入山峠から市道山へ向かう途中でも、間違えてトッキリ場の方へ進んでしまっていた様子。見たことない景色に気付き、戻ります…… 道を間違えると、精神的にも体力的にも堪えます。
141109 5

[2015年3月29日追記]
前回の反省を活かし、トッキリ場(鳥切場)の方へは行かず直進。「森久保・関場」と書いてある方へ向かうと下山してしまうので注意。
150329 追記4

[2015年3月29日追記]
そのまま進むとこんなところに出て、道なりに左斜め方向に進んでしまいたくなりますが、ここは右側に折り返し。
150329 追記6

[2015年3月29日追記]
……なんて覚えていられないんですが、上の写真の分岐を数m左斜め方向に行くとこんな標識が出てくるので(上の写真にも小さく写ってます)、いつもここで気付いて引き返します。「森久保・関場」ではなく「市道山」方面ですね。正直この辺は正しい道が分かってません。次のハセツネで確認しようと思います。
150329 追記5

[2015年3月29日追記]
ここも市道山方面へ。市道山分岐までは、とにかく「刈寄山」→「市道山」をたどることと、「トッキリ場(鳥切場)」と書いてある方には進まないということだけ覚えておけば、市道山分岐まではたどりつけるはず。
150329 追記7

[2015年3月29日追記]
写真右手の斜面から降りて来て、V字ターンで写真奥方向へ。「鳥切場」ではなく「市道山」の方へ。
150329 追記8

峰見通りに戻り、見晴らしのいい伐採エリアを登っているところから、バラバラと音がするぐらいのけっこうな雨が。覚悟はしてきたものの凹む。雨、早いわ。

しかも孤独。この日は8時間ほど走り続けて、3人としかすれ違いませんでした…… 一人トレラン練習はロンリーすぎますね。

市道山分岐(11.7km)セルフ関門時間=9:30
→9:44に通過!

ですが、序盤はロストしまくったせいで、さっそく15分弱の遅れ。三頭山までたどりつかないかも。ちなみにこの関門時間は、本番での渋滞時間をすでに差し引いて設定しているので、レースばりに走る前提です……
市道山分岐

ちなみに、トレイルの時のGPS Watch、GARMIN910XTの表示は、

・Time (経過時間)
・Total Ascent (獲得標高)
・Distance (距離)
・Time of Day (現在時刻)

にセットしています。

現在時刻を入れているのは、関門時間と闘うことが多いからです…… 疲れた頭で経過時間から計算するのは、間違う可能性が高いので(汗)

GARMIN 910XTは、自分でかんたんに表示アイテムを設定できるのでオススメです。

[2015年3月29日追記]
手強い登りを終えるとベンチのある醍醐丸へ。右へ進みます。
150329 追記9

レースの時は、醍醐丸通過時点でかなり暗かったんですが、今回は紅葉を楽しみながら。
141109 6 醍醐丸

トレイルも落ち葉でフカフカ。
141109 7 醍醐丸

[2015年3月29日追記]
醍醐丸から三国山あたりまでは、晴れると富士山がとてもきれいに見えます。ここまで登った甲斐があります。
150329 追記10

浅間峠(22.66km)セルフ関門時間=12:00
→12:02に通過!

本番では第一関門の浅間峠。予定通過時刻より2分オーバーまで縮めてきました。10分オーバーまでなら次へ進むのが事前に決めたマイルールなので、次のジャッジポイントである西原峠を目指します。すでに脚がかなり重い。ここまでですでに2000m以上登ってるんですね……
浅間峠

ところどころで紅葉がきれい。
141109 9 浅間峠

最低でもここまでは走ろうと思っていた30km地点通過。
141109 10 30km

西原峠(32.19km)セルフ関門時間=14:00
→14:09に通過……

関門時間から10分オーバーで退却と決めていたのに、惜しくも(?)1分切ってしまう…… 補給も尽きたことだし、この西原峠で下山する気満々だったんですが。仕方ないので三頭山まで。
西原峠

使うつもりのなかったお守り代わりのジェルを投入し、最後の山場に備えます。

西原峠から三頭山頂までのちょうど半分ほどにある通称「ゲート」。明るいところで見ると、なおさらゲート感ありますね。
141109 11 ゲート

市道山を通過して止んでいた雨が、三頭山へ登る一番つらいところで再び降り始めます。
141109 12

ハセツネ本番では真っ暗で分からなかったけど、明るいと頂上の遠さが見えてしまって、それはそれでつらい……

ちなみにこちら、登り切ったら三頭山山頂かと思いきや、その手前の大沢山というトラップ。
141109 13 大沢山

大沢山を超え、山小屋を通過するといよいよ最後の三頭山直登。疲労も限界に近づき、残り時間も気になるところです。三頭山は、3回階段をクリアすれば頂上!

まずは木段。
141109 14 三頭山1

次も木段。ここが長めでキツいっす。
141109 15 三頭山2

最後は石段。ここまで来たらすぐに頂上です。
141109 16 三頭山3

三頭山、登り切りました!

三頭山山頂(36.32km)セルフ関門時間=15:15
→15:08に通過!

今回は、西原峠からちょうど1時間でした〜キツかった。
鞘口峠

頂上からしばらくは、手を使って降りるほどの岩場なのでスピードダウン。ゆっくり下っても十分時間はあります。

九十九折りを下っていくと、30分ほどで鞘口峠に到着!

鞘口峠(36.32km)セルフ関門時間=15:45
→15:44に通過!

ここで一本前のバスが15:56であることに気づき、一か八かダッシュ!

森林館という建物まではあっという間なんですが、バス停はさらに舗装路をしばらく下ったところ。意外と距離があるので、余裕を持って帰りましょう!

都民の森バス停 到着予定時間=16:00
→15:54に到着!

15:56発のバスに滑り込み…… 三頭山を予定通り通過していれば、ゆっくり下っても16時過ぎにはバス停に着くはずです!
141109 17

今回なんとか日帰りで行けるということが分かったので、また練習に行きたいと思います。しばらくは気分が乗らなそうですけど(笑)

ハセツネ試走!ではなく反省走行ってきました!!三頭山までの前半試走で終バスにギリ間に合う通過時間目安。

この週末は、今月末に控えているトレイルレースに向け、たっぷり奥多摩を走ってきました!

コースは、4週間前に終わったばかりの日本山岳耐久レース(ハセツネ)コースの前半そのまま。武蔵五日市駅から三頭山までの約35kmです。ハセツネ本番では夜走ったので、ライトで足元だけを照らしながら走ったところの景色を見ることができました。こんなところを走っていたのか、と。あいにくの天気ではありましたが・・・

写真は、茅丸からの景色。

141109_8_茅丸

試走するなら前半がオススメ

大会が終わったばかりなのに、試走の話をするのも何とも間が悪いんですが、、、

本戦を走ってみて、ハセツネといえばやっぱり三頭山までの前半が勝負と痛感しました。このことは、ぼくも経験者から聞いていたんですが、まったくその通り。レース前には「試走するなら絶対前半」と何度も言われてましたが、結局できないまま本番を迎え、当日はその強度に心身ともにガクブルすることになりましたorz 

後半も、三頭山を超えてほっとした心につけ込むような御前山とか大岳山とか、嫌らしいパートはたしかにあります。が、前半させうまく走れていれば、気合で乗り切れるんじゃないでしょうか。

「三頭山までのタイムを2倍すれば完走タイム」説も当たっていると思いますので、練習で前半を走っておけば、その時点での完走予定タイムも大体分かってしまうということですね。

4週間前のハセツネの完走記はこちらから。

Image(38) 第22回日本山岳耐久レース”ハセツネ”完走記①|やっぱりハセツネは”山岳耐久レース”だった。 | reboot blog

 

都内から日帰りできる強度最高の練習コースですが・・・

しかし、この三頭山までのコース、めちゃめちゃキツイです。約35kmで獲得標高3200m以上と、相当なアップダウン。ハセツネは前半が勝負と言われる所以ですね・・・後半は下り基調なんですが。

だからこそ練習コースとしても最適。都内から日帰りで行ける範囲では、一番きつい練習ができるコースかと。

ただし、ここで練習するにあたっては一つ問題が・・・それは終バスです。

武蔵五日市駅からスタートし、三頭山まで走るのはいいとしても、三頭山から駅まで戻ってくる方法がバスしかありません(車で迎えに来てくれる人がいるとか、練習でも1周走って帰ってこれる走力があるという方は除く)。

三頭山からは鞘口峠まで下り、そこからすぐの「都民の森」バス停まで出るのが最短ですが、その終バスが16:45です。これに乗り遅れたらアウトです。なので、このバスには間に合うように、綿密に計画を立て、間に合わないようであれば、その手前で下山するという判断をしなければいけません。

4週間前に一度走ったとはいえ、今回は単独走だったので、一人でちゃんと帰って来れるように日帰り練習用の関門時間をつくってみました(↓)。

141112_ハセツネ前半試走通過時間目安

大田区の自分の自宅からだと、始発で武蔵五日市駅に6:59に到着するので、朝7時に出発したとすると、終バスに乗るためにはこれぐらいのペースじゃないと間に合いません……

浅間峠(12:00)と西原峠(14:00)では、「関門時間より10分以上遅れる場合は即下山」と決めていたんですが、今回は何とかそれぞれの関門をクリアし、最終的には終バス一本前の15:56の便にギリギリ乗れました。

何かあった時の余裕を見ておいた方がいいかと思いますので、同じように7時頃出発するとしたら、ハセツネを18時間で完走できるぐらいが、三頭山までの前半部分を一日で走り切れるギリギリの走力かと思います。

もう少し時間がかかりそう、またはもうちょっと余裕が欲しいという場合は、6時台には出発した方がいいかと。

なお、行かれる前にバスの時刻表は最新のものをご確認ください!2015年3月までの時刻表はこちらです。

それから、バス代は、2014年11月現在で武蔵五日市駅まで940円です。Suicaも使えます。お忘れなく!

Image(39) 西東京バス – 路線バス – 「都民の森」運行について

証明問題を解くように説明しよう(数学もっと真面目にやっておくんだった)。

学生時代から数学が苦手で、恥ずかしながら高校の時には赤点を連発。確率の問題が出たら、すべてのテスト時間をそこに投下し、地道に数え上げて何とか点数を拾って0点だけは回避するという有り様でした。

ちなみにこれでも国立大学の出身なんですが、センター試験の数学では200点満点中100点しか取れず、入学後、見渡す限り200点満点しかいない同級生軍団に、「合格者の中で間違いなく最低点や」と断言され、一年ほどは肩身の狭い思いをしていました。(ちなみに、そのあまりにもひどい結果を受けて、論文入試に切り換え、一点突破で奇跡的に合格を拾ったのでした……)

そんな数学の中でも嫌いだったのが証明問題で、いつも「なんでこんな、かったるい説明をしなきゃいけないんだ」と思ってました。上から目線で文句言ってた割に、毎回かならず間違ってましたけど。

***

それが、大人になった今、ようやくその大切さが分かってきました。

どんな仕事であっても、たいていの場合は立場の違うたくさんの人に、自分の考えや意思を伝える必要があるわけですが、自分にとって自明のことが、びっくりするほど伝わっていないものです。

それも、自分の考えが間違っているというわけでもなく(もちろん、そういうこともありますが)、単純に言いたいことが理解されていないのです。そんな時は、最初から一つ一つ丁寧に説明していくんですが、それでも「今のところ、もう一回説明して」とか「何でそうなるの?」とか言われちゃうんですよね。

そんな時、数学の証明問題を思い出すのです。

***

証明問題ワールドでは、これでもかというほど執拗に、万人が100%同じ意味で理解するような言い回しで、万人が100%正しいと認める根拠だけを用いて説明します。こんな説明する人が現実にいたら、かなりうっとおしいだろうなと思っていたものですが、実際のところ現実の世界で「説明上手」と言われるのはこういう人だったりします。大人の世界においては、くどい話をするヤツよりも、理解できないことを言うヤツの方が相手をイライラさせてしまうんですね。

誰もが理解できる言葉を使って説明すること。
誰もが理解できる論理を用いて説明すること。

こういうコミュニケーションの基本を、学校では教わっていたんだろうなあと、遅まきながら理解したのはつい最近のことです。「学校の勉強は、社会に出たら何の役にも立たない」と言われたりもしますが、そんなのその人次第なんじゃないですかね。卒業してから10年以上たって、やっとその意味が分かる人もいるぐらいですから(笑)

自分の頭の中だけの話であれば、暗算だろうと筆算だろうと構いませんが、他の人に説明するにはせめて証明問題を解くかのような気持ちで行いたいものです。

精神論であって根性論でない。UTMB完走ランナー&日本縦断3000kmランナーとの邂逅。

一昨日・昨日と、珍しく二晩続けて会食でした。今年は”ラン大学”学生の身ですから、もちろんただの会食ではございません。

一昨日は、トレイルラン世界最高峰レース・UTMB(168km/累積標高9600m)をこの8月に完走された、通称「シーモ」さんの完走祝いの会。
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(顔出しNGの方もいるかもしれないので、一応ぼかしますが真っ当な会です)

そして昨日は、ただいま北海道から九州まで、単独で日本縦断3000kmランまっただ中の、通称「RED」さんが東京に到達したので、応援する会を。
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(同上)

いや~お二人とも顔つきが精悍。まとっているオーラがそこらの人とは違って見えるのは気のせいでしょうか!? 見た目がいかついというのもありますが(笑) ちなみに「ごつい」ではなく「いかつい」です。只者ではない雰囲気がそこはかとなく漂ってます。
(どちらもセッティングしてくれたラン仲間羅王さん、ありがとうございました!)

そんな只者ではないお二人の言葉

それぞれのラン話を聞いていて、お二人とも響く言葉をいくつも残していきましたが、いくつかご紹介すると、

●UTMB完走ランナー:シーモさん
「UTMBを完走するには、メンタルが8割」
「走力的には、Sub4程度の走力があれば完走可能」
「『もうダメだ』と思う瞬間なんて波のように何度もやって来るもの」

……実践できるかどうかは別にして、勉強になります。メンタル8割というのは勇気が出ますね。フィジカルはかなり自信ないですが、メンタルだけは毎月ウルトラで鍛えてますから。

●日本縦断3000kmランナー:REDさん
「疲れたなんて言ってられない。前に進むだけ」
「後悔したくない。やりたいからやるだけ」

うーん、至ってシンプル。そして、雨の中東京まで走ってきた本人の昨日のブログでも、

…が、
それでも走る。
走らないと何も始まらないし、
立ちすくんでいても、歩いていても時間は過ぎる。
なら、いっそのこと、走った方がいい。
行くしかない。

とか言っちゃってます……かっけー。2ヶ月間毎日50km以上走るようになると、こういう境地に達するんですね。

『31st day ー 立ちすくんでいても、歩いていても、時間は過ぎる』 | Go To The SAHARA!

お二人とも、さらっと語るんですが、経験に裏打ちされているだけあって、ずっしりと重い。

しかし、体のどこをどう鍛えるとか、走力アップのためにどんなトレーニングをするのか、みたいな話は全くと言っていいほど出てこないんですよね。もちろん、並外れた体力・走力をお持ちの二人、鍛えていないわけはないんですが。それでも、その口から出てくることは、ほぼ精神論。信じられない距離を走ってきたこの二人の言葉に共通するのは、結局すべて気持ちの問題だということです。

精神論≠根性論

さらに言うと、二人を支えているのはあくまで、精神論であって根性論ではありません。

二人とも、ただただ「気合だーーー!!!」「根性だーーー!!!!!」と叫んでいるわけではなく。気合と根性だけで走り切れないことは、重々承知なんでしょう。上の言葉も、まるで自分自信の身体に向けて、諭すように語っていたんですよね。

ちなみに、精神論と根性論の違いですが、

精神論(せいしんろん)とは、人間の精神力が、物質的な劣勢を、跳ね返せるとの立場を指す。
(Source: Wikipedia 「精神論」 )

ここでいう「物質的」には、もちろん肉体も入ります。体がどれだけ辛くても、気合があれば乗り切れるということ。

根性論(こんじょうろん)とは、苦難に屈しない精神=根性があれば、どんな問題でも解決できる・またはどんな目標にも到達できるとする精神論の一つ。
(Source: Wikipedia 「根性論」 )

一方の根性論は、精神論の一種ではあるものの、根性だけで全ての問題を解決できるという、極端な立場のことを言います。。

根性論といえば、一昔前の「水飲むな!」「うさぎ跳び!」形式のしごきを連想してしまいますが、精神論は身体をマネジメントするための心のあり方、とでも言えばいいんでしょうか。

心のあり様が、体のあり様を決める。
心のあり様によっては、動く体も動かない。

結局のところ、そういうことなんだと思います。しかし、話を聞いていると、なんだか走りたくなってきますね〜まだ週末のハセツネの筋肉痛バリバリですが(笑) お二人の言葉を胸に、11月のレースを走ろうと思います!