先週末の日曜日、2014年8月24日に北海道の洞爺湖にて開催されたIRONMAN JAPAN 北海道を何とか完走し、晴れて「アイアンマン」になることができました。
IRONMAN JAPAN 北海道2014 完走記その7です。
これまでのエントリは、こちら。
IRONMAN JAPAN 北海道2014完走記①:アイアンマンになりました。 | reboot blog
IRONMAN JAPAN 北海道2014完走記②:アイアンマンまでの道のり<前編> | reboot blog
IRONMAN JAPAN 北海道2014完走記③:アイアンマンまでの道のり<中編> | reboot blog
IRONMAN JAPAN 北海道2014完走記④:アイアンマンまでの道のり<後編> | reboot blog
IRONMAN JAPAN 北海道2014完走記⑤:アイアンマンまでの道のり<直前編> | reboot blog
IRONMAN JAPAN 北海道2014完走記⑥:[Day1] いざ洞爺湖!&大会イベントに参加。 | reboot blog
[前日] バイクCheck-in & 試泳 & バイクコース下見
この日の早朝、事件が。前日の補給会議の途中で、携帯食コレクションを陳列したまま寝落ちしたチームメイト羅王さんが朝風呂に行ったところ、突然肩に激痛が走り、とても動ける状態ではなくなってしまいました。
基本的には、なんでも盛り気味に話す人なので、最初は大げさに言ってるだけだと思ってたんですが、様子を見ると本当に痛そう。筋やっちゃってるのかも。
ぼくも以前、首を寝違えて半日全く動けなかったことがあります。ピキピキ系は本当に動けないです。あの花道が、ダンコたる決意をもってしても堪え難そうでしたから。とりあえず安静にして様子を見ることに。
バイクセッティング
二日目は、まずバイクのセッティングから。5日前の日曜日にショップに持ち込み、火曜日に発送してもらったようなので、東京から3日ほどで届いたようですね。
組み立てる時はいいんですが、戻すときに自分で同じようにパッキングできるかかなり不安。なので、写真を撮りまくりながら組み立てます。
Stealth号、無事復元。無事ではありますが、かなり格闘してます。 気の重い作業が終わりました!乗るのは好きなんですけどね。
バイクCheck-in
バイクのCheck-inはレース前日の夕方までなんですが、この日は昼から、車でバイクコースの下見に行く予定で、夕方までには戻ってこれないので先にCheck-inします。
トランジションエリアからランコースへ入るところの景色です。前日とは、打って変わっていい天気です。
Check-in完了。この後、パラパラと雨も予想されるため、バイクカバーをつけている人も多いです。何事においても盤石な兄さんだけがバイクカバーをコッソリ持ってました。さすがです。
Check-inの際に、バイクとメットにIRONMANシールを貼ってもらうんですが、このロゴ見るとなんか燃えます。本当にここまで来たんだなあ、と。
バイクのメカニックには長蛇の列ができてました。みなさん、最後まで調整に余念がありません。しかし、IRONMANは他の大会と比べても(比較対象は一つしかないですが)、バイクのグレードが全体的に一段二段上という印象があります。さすがに本気度の高い人が集まってます。こういう環境に身を置くと目線が上がるんですよね。でも、予算は上がりませんから。
スイムコース試泳
昼からは90分ほど試泳の時間が儲けられてます。実際に泳ぐコースを事前に泳げるのはありがたい!
湖岸から少し離れると一気に深くなり、怖くてパニックになることがある、という事前情報だったんですが、前日の雨でにごっていたからか、怖いと感じることは全くなかったです。
初めての淡水オープンウォーターということで、ウェット着てても浮かないという話もありましたが、立ち泳ぎを続けるには、たしかに海水よりは大変ですが、仰向けになって脱力すればしっかり浮くので、こちらも大丈夫そうです。しかし、最初のブイまで1kmほどの直線なんですが、これが遠い…
なお、羅王さんは肩痛のため試泳は見送り。この後、近くの病院に駆け込み、痛み止めの飲み薬と座薬をもらい、ちょっとはラクになったようですがまだまだ辛そう。結局、レース中も座薬を入れながら走りました。この執念、本当に見事です。
バイクコース下見
病院に寄った後、車でバイクコース180kmの下見へ。
とその前に、羅王さんの提案により、みんなでスイカをいただきました。ぼくはスイカ好きなのでよかったんですが、バイク下見の時間がなくなる!と師匠はご立腹で、怒りのあまり握力でスイカを粉砕してました…スイカが…
バイクコース180kmは、車で回っても3時間ほどかかり、その長さにうんざり。
車からでも辛そうだと分かる登りと、急カーブが待っているため飛ばしきれない下り。絶え間なく続くこのアップダウンを乗り切れるか、かなーーーーり不安になりましたが、この下見をしていなければ、当日攻めることはできなかったでしょう。
下見は大事。知っていることは大事です。未知のチャレンジに未知のまま突入することは、挑戦でもなんでもなく、単なる無謀です。
下見しておいて本当によかったです。スイカもおいしかった。
「IRONMAN JAPAN 北海道2014完走記⑧」につづく。