IRONMAN JAPAN 北海道2014完走記⑨:アイアンマンレース、開幕です。

先週末の日曜日、2014年8月24日に北海道の洞爺湖にて開催されたIRONMAN JAPAN 北海道を何とか完走し、晴れて「アイアンマン」になることができました。

IRONMAN JAPAN 北海道2014 完走記その9です。

これまでのエントリは、こちら。 

IRONMAN JAPAN 北海道2014完走記①:アイアンマンになりました。 | reboot blog

IRONMAN JAPAN 北海道2014完走記②:アイアンマンまでの道のり<前編> | reboot blog

IRONMAN JAPAN 北海道2014完走記③:アイアンマンまでの道のり<中編> | reboot blog

IRONMAN JAPAN 北海道2014完走記④:アイアンマンまでの道のり<後編> | reboot blog

IRONMAN JAPAN 北海道2014完走記⑤:アイアンマンまでの道のり<直前編> | reboot blog

IRONMAN JAPAN 北海道2014完走記⑥:[前々日] いざ洞爺湖!&大会イベントに参加。 | reboot blog

IRONMAN JAPAN 北海道2014完走記⑦:[前日] バイクCheck-in & 試泳 & バイクコース下見。 | reboot blog

IRONMAN JAPAN 北海道2014完走記⑧:[当日レース前] いざ出陣。 | reboot blog

IRONMAN JAPAN 北海道のコース

スタートを目前に控えたIRONMAN JAPAN 北海道のコースですが、洞爺湖内を3.8km泳ぎ、洞爺湖岸から羊蹄山と昆布岳の周りをぐるっと回るアップダウンの激しい180km、そしてランは再び洞爺湖に戻り片道10km/往復20kmを2周のコースです。

バイクの180.2kmなんて、地図で見てもよく分かりませんが…東京ー静岡間が180kmらしいです。もはや自転車で移動する距離ではありません。

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(Source: Official Website 「コース」 )

半年前は3.8kmも180kmも42kmも、全く想像の範囲外でリアリティがなく、何度聞いても覚えられない数字でした。エントリーフィーの79,920円は片時も忘れたことはなかったけれど。

レースを控えたこの瞬間でも、それらの距離を練習で実際に踏むことはできませんでしたが、それでも、友人に「バイク150kmだっけ?」と聞かれて、ちょっと食い気味に「180だよ」と、その30kmの違いをなめんなよと、相手を多少引かせるぐらいには、”自分が走る距離”としての臨場感をもって捉えることができるようになりました。

そもそも、トライアスロンをあまり知らない人から聞かれる質問No.1が競技の順番で、「走って、自転車乗って、泳ぐんだっけ?」と言ってくる人は、3種目答えられたことで自分をほめてあげたいのかもしれませんが、最後の疲労困憊の状態で泳ぐなんて恐ろしいこと言っている時点で、やっぱりその人にとってはリアリティのない世界なんだろうなと思います。

IRONMAN JAPANのスイムは湖なのでもちろん淡水。海よりは泳ぎやすいので、初めて泳ぐ3.8kmという距離だけが心配ですが、タイムを気にせず完泳だけを目指すつもりです。1と2/3周ということで、何度かブイ周りがありますが、絶対にバトルに巻き込まれないようにしたい。

ランは洞爺湖岸のフラットコース(と言われましたが多少は上り下りありました)なので、コース自体は何とかなりそうですが、これまた初めての180kmバイクから上がってきた自分の状態がどうなってるか次第・・・

というわけで問題はバイク。情報によると獲得標高1892m、経験者にもかなりタフだと聞いていた上、前日の下見で、車からですら容易に苦戦することが想像できるレベルだったので。勝負はバイクです。

アイアンマン、開幕。

スイムの試泳を終えたあとは、ウェーブごとに集合し、エリートのスタートを見届けた後、それぞれのスタートを迎えます。

その直前、チームメイト4人が揃うのはここが最後。羅王選手とぼくは第1ウェーブ、師匠と兄さんは第2ウェーブ。一度レースが始まったら、おそらくはランまですれ違うことはないコースです。円陣を組んで全員の完走を祈ります。

気合も入ります。もちろん。でも、実はそれよりも、この時点で達成感に満ちあふれておりました・・・トライアスロンを始めて半年で、本当にチーム4人全員でここに立っていることが、勝利以外の何物でもない。

もちろん、完走することで初めてその価値があるということも理解しています。しかし、トライアスロンほど、<本番>に対する<準備>の割合が高い競技はないと思います。

ランだけであれば、どれだけ距離が長くても、気合で乗り切るということもあるでしょう。しかし、それぞれに強度のある種目が3つもあって、それぞれに技術と道具を使いこなすことが要求されて、それらの全てが綻びなく最後までつながっていなければならないトライアスロンは、周到な準備がなければ、出走すらできません。アイアンマン・ディスタンスとなれば、なおさらです。

それは、たとえば結婚式の二次会で流すビデオのようなもので、一番の勝負どころは撮影と編集であって、本番でやることと言えば、再生ボタンを押すぐらいのものです(流したことないけど)。レース当日に残されたことはプレイバックしかないのです。

そういうわけで、レースの”再生ボタン”を押すぐらいの気持ちで、スタートに臨みます。

羅王選手との抱擁

スイムのスタート待ち、プカプカと浮いてる時に、「アイアンマンになるぞー!」と声を上げてくれた人がいました。比較的キャリアの浅い人が多いはずの30-39歳ウェーブ、アイアンマン挑戦が初めての人も多いのかもしれない。同じ気持ちで臨んでいるということが励まされる。

最後に、これまで苦楽をともにしてきた同じウェーブの仲間・羅王選手と抱擁。例の動画の、お互いの健闘を祈る、こんなシーンをイメージしながら。

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ただ一つ違うのは、羅王選手はスタートラインに立つことができたけど、完走を約束されているわけではないということ。前日、痛めたという右肩の激痛は、痛み止めが効いてても出走できるのがやっと、という状態であるのは一目見ても分かります。

「絶対に完走しましょう。」

という羅王選手の声が涙で詰まり、震えているのが分かる。

普段は、こんなにも力強いのに。140827_2

本人は「まるでイルカのよう」と言っているが、シャチにしか見えない。肉好きだし。

こういう時は本人が完走できないかもしれないことを、誰よりもよく分かっているはず。どんな言葉をかけても、状態がよくなるわけではないのは、野辺山ウルトラの経験で、自分でよく分かっている。それだけに、かける言葉が見当たらず、ただ最後まで羅王選手が痛みに耐えられることを祈ることしかできない。

ここからは、一人ひとりの闘い。自分も闘おうと誓い、この時改めて完走ではなく、なんとしても13時間を切ることをコミットする。完走ギリギリレースばかり走っているせいか、記録に対するこだわりがほとんどない自分でも、時間はコミットに一つの形を与えてくれるものだとは思うのです。

完走記その10にして、ようやく出走します!「IRONMAN JAPAN 北海道2014完走記⑩」につづく。

IRONMAN JAPAN 北海道2014完走記⑤:アイアンマンまでの道のり<直前編>

先週末の日曜日、2014年8月24日に北海道の洞爺湖にて開催されたIRONMAN JAPAN 北海道を何とか完走し、晴れて「アイアンマン」になることができました。

IRONMAN JAPAN 北海道2014 完走記その5です。

これまでのエントリは、こちら。
IRONMAN JAPAN 北海道2014完走記①:アイアンマンになりました。 | reboot blog
IRONMAN JAPAN 北海道2014完走記②:アイアンマンまでの道のり<前編> | reboot blog
IRONMAN JAPAN 北海道2014完走記③:アイアンマンまでの道のり<中編> | reboot blog
IRONMAN JAPAN 北海道2014完走記④:アイアンマンまでの道のり<後編> | reboot blog

アイアンマンまでの道のり

アイアンマンに至るまでの軌跡の続きです。これからトライアスロンを始める人、アイアンマンを目指す人の参考になれば嬉しいです。

■2014年6月16日:トライアスロン諸先輩方からアイアンマン13時間切りの目標提示

3月のトライアスロン合宿で知り合ったトライアスリート大先輩に、教えを乞う会合が開かれます。本当は、野辺山100kmウルトラマラソンの完走をほめてもらうための会だったんですが、トライアスリートという人種は、素直にほめるのが上手でない人が多いようです(でもご馳走さまでした)。

そこでは、IRONMANより100kmウルトラマラソンの方がきついから大丈夫、という励ましがあったものの、そういう方々がおっしゃることなので全く信じていませんでした。

そして、ここで「男なら、13時間切りを狙うべし。」という例の訓示を受け、その難易度の感触も掴めぬままコミットすることになります。

後から聞いたところによると、その後の会話の流れで「いや、やっぱり12時間半切りで。」ということになったらしいんですが、(都合よく)その部分は一切記憶に残っておりません。やっぱり目標は分かりやすくないと覚えられません(汗)

■2014年7月6日:第2回葉山OWS(3km)完泳

ここからは、やむを得ず単独行動で(コソ練との非難は受け流しつつ・・・)ポイント練習を入れていきます。

仲間たちは、6月末にみやじま国際パワートライアスロン(Swim 2.5km/Bike 55km/Run 20kmのミドル)で、しっかり長距離スイムや激坂バイクの経験を積んでいる一方、自分はその裏で3ケ月連続ウルトラ完走を目指してサロマ湖100kmに挑むものの、奥久慈トレイルに続くDNFと、トライアスロンでは大きく出遅れる一方、ランも絶不調といいとこなしでした。
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せめてスイムだけでもと、3kmのオープンウォータースイムにチャレンジしたのがこの葉山です。

海も穏やかで、無事3kmを完泳でき、スイムに関しては自信がつきました。IRONMANに向け、少しだけ明るい兆しが見えてきました。

その時のエントリはこちらです。
初めてのOWSレース!第2回葉山オープンウォータースイム。 | reboot blog

■2014年8月9日:第3回三浦スイカOWS(3km→2kmへ短縮)完泳

コソ練第2弾です。コッソリのつもりもなかったんですが、これ行きますと伝えた時にはすでにエントリーが締め切られていたもので・・・

こちらは、自分だけが参加できなかった宮崎シーガイアトライアスロンの埋め合わせ。宮崎は所用と、その翌週参加する予定だった大雪山ウルトラトレイル110Kの調整ということで参加を見送りました。ちなみに、大雪山ウルトラは完走し、ようやくランは復活。
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大好きなスイカが食べたくてこのOWSを選んだのに、台風接近によりまたしても大荒れ。元遠泳部の友人ですら、「これは泳いで良い日ではない・・・」と口にするほどの状況でしたが、最終的には3kmが2kmに短縮されて開催されました。

白波立つほどの大波と沖のうねりと格闘、かろうじて完泳し、スイムは大きな自信になりました。しかし、それにしても荒れ率が高い。

ちなみにこの日、こっそりバイク練をしていた羅王さんと兄さん。羅王さんは35km/h走行中に落車し、IRONMAN本番2週間前にして負傷。骨や靭帯が無事で本当によかった。気を引き締めないと・・・

その時のエントリはこちらです。
台風接近の中、NOWS三浦スイカOWS大会2014泳いできました!<前編> | reboot blog

台風接近の中、NOWS三浦スイカOWS大会2014泳いできました!<後編> | reboot blog

■2014年8月14日:初ヤビツ峠&初100km超ライド

コソ練第3弾です。これもコッソリのつもりはなかったんですが、この周辺に全員で行きましょうと言っていたロングライドが、天候不良や日程の問題で実行できなかったため、IRONMAN10日前のギリギリのタイミングでねじ込みました。
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バイクにまともに乗ったのは、3月の合宿と4月のデビュー戦、一度チーム全員で行った三浦半島ライド(しかもこの時は、腸脛靭帯が痛くなっているのでかなり不安)と、6月の大島トライアスロン中止後の特訓ぐらい。

月に一度乗ってればいい方という壊滅状態だったので、なんとしても本場前に100km以上のロングライドと、アップダウン対策で峠を走っておきたかったのです。

スイムは三浦スイカOWS、ランは大雪山ウルトラトレイルで自分の中では「GO」を出していました。ヘロヘロになりながらも140km&ヤビツ峠を走り切ったこの練習で、ようやくバイクにも「GO」。

その時のエントリはこちらです。
IORNMAN JAPAN北海道10日前!ヒルクライムの聖地・ヤビツ峠に初挑戦。<前編> | reboot blog

IORNMAN JAPAN北海道10日前!ヒルクライムの聖地・ヤビツ峠に初挑戦。<中編> | reboot blog

IORNMAN JAPAN北海道10日前!ヒルクライムの聖地・ヤビツ峠に初挑戦。<後編> | reboot blog

最後の最後まで駆け込み練習でバタバタでしたが、半年間でできる限りのことを詰め込んで、いざIRONMAN JAPAN 北海道へ出発!

「IRONMAN JAPAN 北海道2014完走記⑥」につづく。

IRONMAN JAPAN 北海道2014完走記④:アイアンマンまでの道のり<後編>

今週末の日曜日、2014年8月24日に北海道の洞爺湖にて開催されたIRONMAN JAPAN 北海道を何とか完走し、晴れて「アイアンマン」になることができました。

そこで感じたことと、完走記その4です。

これまでのエントリは、こちら。
IRONMAN JAPAN 北海道2014完走記①:アイアンマンになりました。 | reboot blog
IRONMAN JAPAN 北海道2014完走記②:アイアンマンまでの道のり<前編> | reboot blog
IRONMAN JAPAN 北海道2014完走記③:アイアンマンまでの道のり<中編> | reboot blog

アイアンマンまでの道のり

アイアンマンに至るまでの軌跡の続きです。これからトライアスロンを始める人、アイアンマンを目指す人の参考になれば嬉しいです。

■2014年3月21-23日:LUMINAトライアスロン・シーズンインキャンプ参加

トライアスロンデビュー戦が迫った3月下旬、しっかり集中して練習しておこうとメンバー4人でキャンプに参加しました。
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道具もあらかた揃い、気持ちだけはトライアスリートに近づいてきたと、油断していたわけではないですが、待ち合わせの駅までの自走でド素人っぽくかかる時間を大幅に読み違え、さらには地図も読み違え大遅刻。仲間には大変な迷惑をかけました…ごめんなさい。

初めての輪行だったんですが、これ以来ぼくは輪行が大嫌いです。バイクを解体したりする手間が嫌いなんだと思ってましたが、こうして振り返ってみると、この遅刻の心の傷が輪行嫌いにさせているのかもしれない…

ともかく3日に渡るこの合宿で、コーチとして来ていた日本トライアスロン界の”レジェンド”宮塚さんはじめ、たくさんのトライアスリート諸先輩方と触れ合うことができ、感銘を受けたと書きたいところでしたが、それ以前にドン引き。
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全員、”ふつう”のレベル感がぶっ飛んでるよー。「トライアスリート」という人種とは、一生分かり合えないと思いました。笑顔で恐いこと言う時の奥さんが一番恐いのと同じで、笑顔でぶっ飛んでることを平然と言うこの写真の人たちが、とっても怖かった。

こっちは、ランで結構鍛えているはずの脚が70kmに渡るバイクの全体練習(しかも、しこたましごかれた後の最終日)ですでにプルプルなのに、これからここの大半の人たちが、あと70km自主練するって言ってたよー。もちろん、ぶっ飛んでないぼくらは速攻で帰ったけどね。

アウェー感しかなかったものの、トライアスリートの世界にどっぷり浸かれたのは収穫でした。

その時のエントリはこちらです(ドン引きを悟られないよう平静を装って書いてます)。
それはトレーニング?それともプラクティス? トライアスロン・レジェンド宮塚さんに学ぶ。 | reboot blog

運動に自信がない人でも、やればできるのがエンデュランス系。 | reboot blog

■2014年4月6日:トライアスロンデビュー!美ら島トライアスロン完走

大嫌いな輪行でいざ沖縄へ!

マラソン・ウルトラマラソン・トレイルランでもそうですが、レースを通じて旅行するのが好きで頑張っているところがあるので、遠征はいいですね。輪行は嫌いですけど。大嫌いですけど。
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デビュー戦はなんだってほろ苦いものです。初トライアスロンは、「開始数分でパニックになり命の大切さを噛みしめた。」この一文で十分です。終わった直後、もうトライアスロンはいいわ、と思いました。

今ならあの海が激しく荒れていたと、心してかからないと危険であると分かります。が、初めてのオープンウォータースイムだったあの時は、戦場に赴く戦士のごとく勇んで飛び出し、速攻で溺れるという、心身ともに痛いことをやっていました。

●Total:2時間44分14秒
・Swim(1.5km):36分05秒
・Bike(40km):1時間18分22秒
・Run(10km):49分47秒

しかし、このレースを完走した意味は大きく、これがなければIRONMANに出場することはできませんでした。

というのも、この後に入れていたもう一戦の伊豆大島トライアスロンは開催中止となったため、結果的にはこの美ら島が、IRONMAN前唯一の完走レースに。これをもって「51.5km以上のトライアスロンを完走したことがある」という条件をかろうじて満たすことができました。

もし、このレースが中止、またはコース短縮、またはDNFとなっていたらと想像すると、冷汗が止まりません・・・

ちなみにこのデビュー戦後は、あまりに予定が詰まり過ぎていてまともに練習もできず、

・沖縄から帰った翌日から仕事でイギリス出張
・出張から帰った週末(つまり、美ら島の翌週末)には、トレイルのハセツネ30K
・さらにその翌週末はチャレンジ富士五湖112km
・さらにその翌週末はニコニコ超会議(関係ないですけど)

と、仕事もランもそれ以外もごった返した状態で、怒涛の4月が過ぎて行きました。

もちろん体はボロボロ。もともと過密スケジュールだったところに、ド素人のトライアスロンをぶち込んでしまったことを、さすがに少し後悔。

その時のエントリはこちらです。
初トライアスロンを終えて①:アイアンマンのアイアンって、ハートのことだったのね。 | reboot blog

■2014年6月7日:伊豆大島トライアスロン荒天中止

5月にはチームメイトの兄さん・羅王さんとともに、野辺山100kmウルトラマラソンに出場。しかし、開始4kmでガラスのヒザの腸脛靭帯が痛み出し、6錠の痛み止めを投入、ヒザを犠牲に完走するという惨劇が起こります。

そして、6月の第1週には、奥久慈トレイル50Kでまさかのラン人生初のDNF。唯一の支えだったランにも、にわかに暗雲が立ち込めます。

そんな中での伊豆大島トライアスロン。

仕事の合間を縫ってかろうじて練習しているスイムと、全く乗っていないバイクと、暗雲立ち込めるラン。かなりやばい状態で大島に乗り込んだんですが、もっとやばい状態だったのが天候で、台風接近のため最終的には中止となりました・・・

開催予定時刻にはたしかに荒れ気味だった天気もその後は回復し、ここで知り合ったヘンタイトライアスリートの大先輩に連行されて、3種目みっちりしごかれました。おかげさまで、結果的にはいい合宿になりました。
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ちなみに、この大島の翌日からはドイツ出張へ。トライアスロンの翌日にはなぜか海外出張が入るという、ありがたくないスケジュールが続きます(本当は、先に入っているトライアスロンに合わせてかなり強引に出張スケジュールを調整しています…)。

その時のエントリはこちらです。
荒天中止でもけっこう楽しかった第26回伊豆大島トライアスロン記(前編) | reboot blog

荒天中止でもけっこう楽しかった第26回伊豆大島トライアスロン記(後編) | reboot blog

IRONMANまであと2.5ヶ月!

「IRONMAN JAPAN 北海道2014完走記⑤」につづく。

IRONMAN JAPAN 北海道2014完走記③:アイアンマンまでの道のり<中編>

今週末の日曜日、2014年8月24日に北海道の洞爺湖にて開催されたIRONMAN JAPAN 北海道を何とか完走し、晴れて「アイアンマン」になることができました。

そこで感じたことと、完走記その3です。

これまでのエントリは、こちら。 

IRONMAN JAPAN 北海道2014完走記①:アイアンマンになりました。 | reboot blog

IRONMAN JAPAN 北海道2014完走記②:アイアンマンまでの道のり<前編> | reboot blog

アイアンマンまでの道のり

アイアンマンに至るまでの軌跡の続きです。これからトライアスロンを始める人の、何かの参考になれば嬉しいです。

■2014年1月28日:「鉄人会議」

1月21日、IRONMAN”ノーポチ”によって、トライアスロンへの挑戦が決定しました。右も左も分からない状態なので、さっそく師匠にIRONMANに向けた作戦会議の開催をお願いし、1月28日に「鉄人会議」が開催されます。

結局ぼくがポチったあの日の異様なノリで、何人かがIRONMANに興味を示すものの、最終的には現メンバーである羅王さんと、この後、チャレンジ富士五湖・野辺山ウルトラと一緒に走ることになる、通称「兄さん」の4人となりました(兄さんは、鉄人会議時点では合流前)。

新宿のY’sロードで、トライアスロン用のバイクとはいかなるものなのか下見をしてから、IRONMAN JAPAN 北海道に向けた会議ということで、居酒屋「北海道」での開催という師匠の粋な計らいでした。

ランはすでに全員がやっていてそこそこ目処が立っていたので、とにかくスイムとバイクの立ち上げに全力を注ぐことが決定。

●スイム

・ウェットスーツの発注(オーダーメイドだと納期3週間ほど)

・オープンウォータースイミング専用の技術の習得とそのための練習会参加

・まずは1.5km(オリンピック・ディスタンスでの距離)を泳げる泳力をつける

●バイク

・バイクの発注(納期1週間~10日ほど)

・ヘルメット/グローブ/バイクパンツなどの手配

・とにかくトライアスロン用TTバイクはママチャリとは別の乗り物であることを理解する

●他にもレースに向けて

・IRONMANに向けてのレース計画と手配

・トライウェアの手配

・ゼッケンベルトなどトライアスロン特有のグッズ手配

・トランジションの準備と練習

などなど、あまりのToDoの多さに、さすがにクラクラしました・・・仕事やりながらできるんだろうか。

しかし、同日、師匠によりFacebookグループが作成され、手厚いサポートが始まります(心から感謝!)。

翌日にはIRONMANまでのレース計画が組まれ、すでに申込みが始まっていた6月の伊豆大島トライアスロンにエントリー完了。そして、初戦は4月6日の沖縄・美ら島トライアスロンに決定と、ものすごい勢いで前進していきます。一度やると決めたら、躊躇せず前進あるのみ。

■2014年2月3日:東京体育館で高校の体育以来の初泳ぎ

スイム始動です。

まずはどれくらい泳げるのかを把握することから始めよう、ということでメンバー4人で東京体育館へ。

イギリスに住んでいた頃に、ランでヒザを痛め、気まぐれで泳ごうと思って水着だけは買って持っていたもののロクに泳ぎもしなかったので、ちゃんと泳ぐのは高校の体育以来のことになります(高校の体育も、ちゃんと泳いでいたとは言い難いですが・・・)。

50mプールがあるということで初めて東京体育館に来たものの、25mプールしか見たことがなかったため、その距離におののき、とりあえず一階下の25mプールでちゃぷちゃぷしてみることに。案の定、25mで精一杯、往復することもできず、かろうじて片道を泳ぐだけで肩で息をするほど。

小学校の頃習っていたらしく、羅王選手がけっこう速く泳いでいるのを見て「いいなー」と思うものの、距離的には羅王選手ですら25mを泳ぐのがいっぱいいっぱいでした。

自分でイメージしているよりはるかに泳げない現実を突き付けられ、がっかりするとともに、本格的にまずい、、、と思い始める。

■2014年2月10日:TIスイムの体験レッスン

東京体育館での”スイムがっかり”から一週間、師匠がオススメするTIスイムの体験レッスンへ行ってみる。

この時さらっと、「ああ、典型的な素人泳ぎですね」と言われ、さらにがっかり。その場で、4回セットのパーソナルレッスンを申込み、それ以外は仕事を早く片づけて、地道に区民プールに通い、レッスンで習ったことをひとり反復練習する日々でした。

このあたりで、師匠と羅王さんは、なぜかボルダリングを始めたりして浮わついている様子でしたが、ぼくにはそんな余裕もなく、とにかく4月の初レースまでに1.5kmを安全に泳げるようにと練習していました。

3月にはIzu Trail Journey(75km/4200m)を走る予定だったので、ランの練習もしなきゃいけないのに、スイム練習とトライアスロンの立ち上げでままならない日々が続きました・・・(結局、大雪の影響でITJは中止)

その時のエントリはこちらです。

Image(3) ド素人がトライアスロンに向けて、TIスイムに初挑戦。 | reboot blog

■2014年2月16日:バイク発注 →オーシャンナビ 『Let’s Open Water Swimming』@新代田スイミングに参加

何度か下見をしていたバイクですが、トライアスロンを始めてからずっとお世話になっているトラ・ショップTail Windさんで、いよいよ発注。

全身のサイズを測ってもらい、こんなものに乗ってみて、最終的に発注するバイクのサイズを決めます。いや~届くのが楽しみです。

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そして、その後チームメンバーと、初めてオープンウォータースイミング(以下、OWS)の講習会に参加します。

プールで泳ぐのとは違い、海ならでは泳ぎ方や技術がたくさんあることを知って、トライアスリートやオープンウォータースイマーを尊敬。プールでさえまともに泳げないのに・・・知らない世界はたくさんあるものです。

進行方向を確認するためのヘッドアップやら、集団で泳いでいる時のバトルでの処し方など、混乱しながらも叩き込まれ、プールの「直線1コース1人」制度がどれだけ有り難いことなのかを知る。

ただし、なぜかここで最初に習ったのがドルフィン・スルーだったため、これが超基本技なのだと勘違いして初トライアスロンで使ってしまい、初レースのドキドキに拍車をかける心拍上昇を生み、開始3分でパニックになるという失敗の元凶になるとは、この時は知る由もありません。

とにかく、プールでの練習会ではあったけど、早い段階でOWSとはいかなることなのかを体感できたのはよかった。

■2014年3月8日:OWS講習会@東海大浦安高校で初ウェットスーツ!

続いて、千葉県トライアスロン連合主催のOWS講習会に参加して、初めてウェットスーツを装着。

ただし、まだオーダーした自分のウェットスーツは納品されていないので、急場しのぎのレンタルウェットスーツで参加する。ウェットスーツが浮くことは分かったけど、特有の密着でかなり息苦しく感じる上、着脱も大変で、かなり萎えました。

でも、ウェットを着るとそれっぽく見えるので、ちょっとだけトライアスリートに近づいてきた気分にも。新しいことを始めるにあたってモチベーションを保つには、見た目はとても重要です。



■2014年3月9日:バイク納車&初練習会@大井埠頭

発注していたバイクが納車!

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スイス大好き、精緻で渋い雰囲気も好きなのでBMCのバイクにすることは決めていたんですが、フルカーボンのTT車(最初からIRONMANがゴールだったので、ロードではなくTTを選択)で予算内に収まるこちらを選びました。今でも我が家で最も高い資産です。

決め手は、色の名称が「Stealth」だったこと。色の名前ではないだろ、と突っ込みたくはなりますが、雰囲気は分かります。知らぬ間に背後に忍び寄って、颯爽と抜き去っていけそうじゃないですか。ドラフティングは禁止ですけど。

そして、Tail Wind店長指導によるド素人向けバイク講習会@大井埠頭で初乗りです。乗り方・止まり方・降り方とビンディングの付け方・外し方を習います。あとは、ただサイクル・コンピュータをにらみながら、言われた通り90-100回転/分で回すことに集中。

フルカーボンのTTバイクは、普段乗っているアルミの通勤用ロードバイクとの乗り心地の違いが格段です。軽さ・速さに感動。ただし、実力ではなく、バイク性能によるものだということを勘違いしないようにしないと。

しかし、メカが好きな男子にとってバイクは楽しいですね。ようやくアイテムが揃ってきました。

その時のエントリはこちらです(内容はちょっとずれますが)。

Image(4) ストイックについて、もう少し考えてみた。 | reboot blog

「IRONMAN JAPAN 北海道2014完走記④」につづく。

IRONMAN JAPAN 北海道2014完走記②:アイアンマンまでの道のり<前編>

今週末の日曜日、2014年8月24日に北海道の洞爺湖にて開催されたIRONMAN JAPAN 北海道を何とか完走し、晴れて「アイアンマン」になることができました。

そこで感じたことと、完走記です。

これまでのエントリは、こちら。 

IRONMAN JAPAN 北海道2014完走記①:アイアンマンになりました。 | reboot blog

アイアンマンまでの道のり

ほんのちょっと前まで、トライアスロンは”はるか遠い世界のお話”だと思ってました。ランニングを始めてからですら、”自分とは関係のない隣の世界”のお話でした。

それなのに、なぜかアイアンマンを走ることになるまでの主要な出来事をたどってみたいと思います。なかなかレース記に入れませんが、自分の気持ちの中では8月24日の前から、すでに長い長いアイアンマンレースは始まっていたのです・・・たぶん。当日だけがレースじゃないのです。

というわけで、アイアンマンに至るまでの軌跡をたどってみたいと思います。

■2011年のいつか:出張フライトの機内で「バラモンキング」のドキュメンタリーを見る

正確には覚えてませんが、おそらくは初めてのフルマラソンを走ったあとぐらいのことだと思います。当時仕事で駐在していたヨーロッパからの日本出張フライトの機内で、「バラモンキング(五島長崎国際トライアスロン。IRONMANと同じくロング・ディスタンスレース)」のドキュメンタリーを偶然見ました。

42km走ることの大変さをリアルに痛感した頃だったので、フルマラソンの前に4km泳いで180km自転車に乗るなんて、全くクレイジーなレースだ!としか思えませんでした。

一方で、激しいアップダウンで必死にバイクを漕ぎ、雨に打たれながら真っ暗な中を黙々と走り、それを応援し続ける五島のみなさんの姿が強く印象に残り、いつかはこんなレースを走れるようになるのかな、とぼんやり思ったことを覚えています。

もちろん、この頃は自分がトライアスロンを始め、アイアンマンレースを完走するなんて全く想像だにしませんでしたが、この時の「すげーなあ・・・」という感情がフックになって今回のトライアスロン挑戦につながったことは間違いなく、だからこそアイアンマンを終えた今でも、バラモンキングは走ってみたいと思っています(しばらくは、トライアスロンのことは考えたくないですが(笑))。

 

■2013年8月20日:トライアスロン師匠と初めて会う

「バラモンキング」のドキュメンタリーは、初めてトライアスロンというものを意識した瞬間でした。しかし、まだまだ遠い世界のこと。

それが、ぐっと身近になったのは、当時はまだ正式名称もなかったRUN仲間の集い(仮名称「RUNクラブ」)の焼肉に参加させていただいた時、今のトライアスロン師匠である井ノ上さんに出会ったのがきっかけです。

当時から漆黒で屈強な肉体をお持ちだったので、うかつに近寄ることもできず、ガクブル状態で挨拶程度にしかお話しできませんでしたが、ぼくが初めて出会ったトライアスリートです。ここまでならないとトライアスロンはできないのかと思ったものです。

自身初めての100kmウルトラマラソンへの挑戦が数週間後に控えていたこともあり、この時もまだトライアスロンをやろうとは全く思っていませんでした。身近にはなったものの、あくまで他人事という感じで。

今振り返ってみると、たしかに師匠は、あくまでトライアスロンの一部としてのラン、という姿勢を崩さなかったように思います。RUNクラブを率いているにも関わらず。ことあるごとにトライアスロンの魅力を語っていました。「オリンピック・ディスタンスはフルマラソンよりも楽だ」とも(今は納得できますが、初トライアスロン後は「だまされた」と思いました)。

しかし、当時はまだRUNクラブメンバーでトライアスロンに挑戦しようという者はおらず、師匠ご自身の漆黒で屈強な肉体が、トライアスロンのハードルの高さを暗黙のうちに物語ってしまっていることが原因だと、ご本人は気付いていないようでした。

 

■2014年1月21日:『マラソン中毒者』小野裕史さん講演会で”ノーポチ”アイアンマンエントリー

そうして、少しだけ身近になったトライアスロンでしたが、距離は縮まらないまま半年ほどの月日が流れます。が、ここからが急展開。

ラン仲間の一人が主催した『マラソン中毒者』小野裕史さんの講演会で、”ノーポチ”(=ノータイムポチリの略。心が動いたら、頭で考えて躊躇する前にアクションを起こすの意。)でIRONMAN JAPANにエントリーしてしまいました。

2014年の年間テーマを「身体を通して学ぶ」と設定していたため、年初のラン年間計画の時点で、すでにぎっしり無謀なトレイルランとウルトラマラソンの予定が詰まっており、すでにノーポチしまくっていた状況。

しかし、講演会の二次会に向かう道すがら、あれだけ「ウルトラマラソンはもうやらない」と言っていた師匠が、ウルトラをノーポチしているのを見て、これは何かやらないかんだろと思った瞬間、バラモンキングの映像がフラッシュバックし、IRONMANをポチりました(師匠が前年、そのバラモンキングを完走していたことも大きかったと思います)。

おかげで、二次会は、ケータイでの複雑なエントリー作業にその時間の大半を費やし、お酒と会話を楽しむ余裕もなく、周囲の方には大変ご迷惑をおかけしました・・・終盤までほぼ、ただケータイをいじっている人だったと思います。

エントリーでは、想定タイムを入れる欄があったんですが、ラン・バイクについては時間単位ですらどれくらいかかるものなのか全く目処が立たず、すべて師匠に言われた通りに記入。そして、エントリーをしていて初めて、IRONMANに出るにはオリンピック・ディスタンス以上のレース経験が必要だということが分かり、慌てて年間スケジュールを組み直すことになります。

過密スケジュールだったものが、超過密スケジュールに!

その時のエントリはこちらです。

Image(2) 思考停止を逆手に取る「ノーポチ」の威力を見た:アイアンマンに挑戦します。 | reboot blog

 

「IRONMAN JAPAN 北海道2014完走記③」につづく。

IRONMAN JAPAN 北海道2014完走記①:アイアンマンになりました。

改めてまして、今週末の日曜日、2014年8月24日に北海道の洞爺湖にて開催されたIRONMAN JAPAN 北海道を何とか完走し、晴れて「アイアンマン」になることができました。

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アイアンマンになりました。

思い立ってトライアスロンを始めてから6ヶ月。「やりたいことは好きなだけ、とことん、徹底的にやる。ただしやる以上は超本気で。」というスタンスで生きているため、マイペースであることも多く、結果的に団体行動はあまり得意ではないんですが(汗)、トライアスロンに関してはチームと仲間がなければ絶対にここまで来れませんでした。

応援していただいたラン仲間、トライアスロンを通じて出会うことができたトライアスリート大先輩のみなさま、そして何よりトライアスロン師匠でありトライアスロンチーム「ポセイ丼」キャプテン井ノ上さんと、チームメンバーの兄さん&羅王さんに、心から感謝しています。

本当にありがとうございました!!!

応援してくれていたラン仲間の一人がブログで、

     「話が大きくなったけど、アイアンマンになった4人は、1人でもアクションを起こさせた時点で、ヒーローなんだ。」

と、(かなり青臭いけどかっこいいことを)書いてくれています。

当の本人たちは必死にやってただけで、人に影響を与えようなんて微塵も思ってなかったと思いますが、そういうことは、それこそ超本気でやっていたときにだけ、結果的に起こることなんだと思います。だって、フラフラになりながらも必死に最後まで走ってる人たちって、タイムなんか関係なくめちゃめちゃカッコいいですからね。

アイアンマンたちに一瞬でも心が揺れたあなたへ | HYメディア

レース結果報告

まずはレース結果の報告です。

●Total:12時間37分16秒

・Swim(3.8km):1時間22分01秒

・Transition 1:11分59秒

・Bike(180km):6時間40分23秒

・Transition 2:6分11秒

・Run(42km):4時間16分42秒

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初めてのロングディスタンス・トライアスロンだったので、フルマラソン相当のRun以外、それぞれどれくらい速くて遅いのかが分かりませんが、

○Total 13時間以内で完走

○Run 4時間以内で完走

を目標としていたので1勝1敗。ですが、Runで4時間を目指して走っていなければ、13時間以内での完走が厳しくなっていたのは間違いないので、大きい方の1勝を取ることができて満足しています。

正直言ってレースの一週間前までは「完走できれば上出来」と思ってました。スイム3.8kmなんて泳いだことはなかったし、バイクの180kmに至ってはその時点で100kmすら走ったこともなかったので、どうなってしまうか全く想像もできませんでした。

ですが、トライアスリート諸先輩方による「男なら、13時間切りを狙うべし。」という、キャリアとか個人差など一切無視した目標提示を受け、よく分からないながらも「そういうものなのか」と、基準として頭に刻みこんでいたので、最後までそれに執着することにしました。

お世話になったチームのアウトプットとして、「このチームは半年でどこまでやれたのか」ということを示したかったという気持ちが大きく、そういう意味でも最後まで気持ちを弛ませることなく終えられたのは、やはりチームのおかげです。

ちなみに、アイアンマンレースとはどういうことなのか、これを見るとお分かりいただけると思います。トライアスロンの最高峰「アイアンマン・ハワイ」です(チームメイトの羅王さんが、トライアスロン挑戦が決まった後ぐらいに紹介してくれたものです)。

 

週に一度は見て、見る度に涙してましたが、終わった後に見ると、レースの辛さがよみがえってきてなおさら泣けます・・・特に後半は感情移入して見てしまうため、電車で移動中に涙をぬぐってごまかしたことも一度ではありません(笑)

なにはともあれ、チーム4人全員で無事完走できたことが何より嬉しいです。

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「IRONMAN JAPAN 北海道2014完走記②」につづく。

初トライアスロンを終えて①:アイアンマンのアイアンって、ハートのことだったのね。

今日、人生初のトライアスロンを終えました。

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初めての体験では往々にしてそうであるように、達成感がものすごいです。でもそれ以上に「生きて帰ってきた」という安堵感の方が大きいです。これは初めてフルマラソンや100kmを完走したときの感情とは少し違ったものでした。

今回参加したのは、沖縄・豊崎で開催された美ら島トライアスロン。

オリンピック・ディスタンスと呼ばれる最もスタンダードな距離で、スイム1.5km・バイク40km・ラン10kmの計51.5kmのレースです。

つい先週、海開きされたばかりの暖かい沖縄で、ちょっとリッチな週末を。なんて気分には、全くなりませんでしたよ。だって過酷すぎるでしょ、トライアスロン…

トライアスロンとは

トライアスロンってどんな競技?って今聞かれたら、”効率よく限界に臨める競技”だというのが正直な感想です。変な言い方なんですが、

競技時間が10時間を超えるのが普通のウルトラマラソンやウルトラトレイルと比べると、今日の2時間44分という競技時間は圧倒的に短いです。

にもかかわらず、今日はあっさりそれらと同じくらいの限界を見た気がします。何より、精神的な消耗度がとにかくすごいです。

これまで体験してきたウルトラマラソンやトレイルでも、もちろん限界に臨むことはできます。でもなんか種類が違うんですよね。

たとえばウルトラが、渋滞の高速道路で次のサービスエリアまでどれくらいかかるか目処が立たない中、繰り返し襲ってくる腹痛の波を、何とか耐え忍ぶ闘いだとすると、トライアスロンはこれから100人の前でプレゼンをしなければならない状況で、かなり緊張している上に腹痛の波も襲ってきて、にっちもさっちもいかないというような闘いです。

アイアンマンとは

それで、ようやく今日トライアスリートの端っこの方に入れていただいたわけですが、そこに入ったが故にアイアンマンの偉大さも痛感しました。まだまだほど遠いです。

そしてもう一つ痛感したのは、「アイアンマン=鉄人」と呼ばれるのはその屈強な肉体ゆえだと思っていたんですが、彼らが本当に強いのは、ハートの方なんだということ。

トライアスロンはどの種目でもちょっと気を抜いたら一瞬で簡単にリタイアまで持って行かれます。そうならないように冷静に周到に、鉄の心で次々と襲ってくる物事に対処しなければなりません。体が強いだけでは不十分で、最後まで強い気を持ち続けられるかどうかが、分かれ道であるような気がします。

***

しばらく初めてのトライアスロンを通じて、感じたこと・考えたこと・教わったことを書いて行きたいと思います。よろしくお付き合いください!

思考停止を逆手に取る「ノーポチ」の威力を見た:アイアンマンに挑戦します。

「ノーポチ」しました

「ノーポチ」とは、ノータイムポチリの略で、頭で考え、常識で考えて躊躇してしまう前にすぐ行動するという意味です。

何も考えずにポチッとワンクリックでAmazonでお買い物しちゃった、というのと同じノリで、とにかく心のおもむくままに即次につながる行動を起こすことです。

昨日は、この「ノーポチ」提唱者である小野裕史さんから、直接お話しを聞く機会に恵まれました。

思考停止を逆手に取る

企画を生業としている私は、考えすぎて行き詰まることもたくさんあり、その度に「停止した思考をどう再起動させるか?」ということをよく考えています。

どうしたら、もう一度思考を回転させることができるか、考えを進めることができるか、と試行錯誤しているわけです。思考は、いつもポジティブで想像力に富んでいるとは限らないんですよね。

その典型的な例が、常識に捉われたり、自分の限界を考えてしまうことです。「ノーポチ」は、そんな思考を時間的に、あるいはプロセス的にすっ飛ばしてしまおうという試みです。

知的生産が目的であれば、停止した思考は、色々揺さぶって再起動させることが必要です。でも、心が動いたものをそのまま行動につなげることが目的であれば、むしろ思考停止している状態を逆手にとって、余計な思考に邪魔される暇を与えずに動き出してしまうというのは、とてもいいアプローチです!

そんなわけでポチリ

そういうわけで、ポチりました、トライアスロン。

アイアンマン・ディスタンス(スイム3.8km・バイク180km・ラン42.195km、合計約226km)です。

2013年は、Ultramarathon Manになったので、今年はIronmanを目指そうかと思います。もちろん本業(?)のトレイルランも、UTMB/UTMFにエントリーできるようにがんばります。

トライアスロンは、数年前出張中のフライトで、長崎五島列島でのアイアンマンのドキュメンタリーを見て、「いつか出てみたいなあ」と思ったのが、最初の心の引っ掛かりです。(のちにそれはアイアンマンではなく、バラモンキングだということが分かるのですが。)

これも昨日あの場に居なかったら、そして、いつもお世話になっているRUNクラブのキャプテン井ノ上さんから、日々トライアスリートとしての薫陶(洗脳?)を受けていなかったら、「いつか」のままで終わっていただろうと思います。

「ノーポチ」のすごいところは、一度ポチッと押してしまえば、「生まれたときからアイアンマンやるつもりでした」ぐらいのことは言えるぐらい、やるモードにスイッチが入るところですね。さっそく明日あたり、スイムとバイクの本が6冊ほど届くはずです(笑)